野獣死すべし/無法街の死: 日本ハードボイルド全集2 (創元推理文庫 M ん 11-2)
野獣死すべし/無法街の死: 日本ハードボイルド全集2 (創元推理文庫 M ん 11-2) / 感想・レビュー
くさてる
兄が好きだったので、十代の頃によく読みました。大人になっての読み返すと、やはり「野獣死すべし」は傑作中の傑作。それ以外の作品は時代を感じるものも多いし、あまりの人死にの多さには荒唐無稽ささえ覚える。それでも圧倒的に読ませるこの力は本物だと思いました。
2022/01/16
本木英朗
〈日本ハードボイルド全集2 大藪晴彦〉である。暴力の嵐、血潮の海。その奥底に孤独と怒り!とあるのだが……。うーん、俺にはちょっと今回の話は悪かったなあ。とりあえず以上です。
2022/02/11
funa1g
解説にもある通り、大藪という作家がいかに暴力とりわけ銃に憑かれた作家だったのかよくわかる。全作品に暴力とマチズモ的ロマンティシズムが満ちている。めちゃくちゃウケたのもよくわかる。今読んでも面白い。特に無軌道な暴力が暴力を呼び、全てを破壊し尽くす「無法街の死」が良かった。こんな場所日本にあってたまるかとは思うが。そういう意味では全作品非常にコミックな作品でもある。他短編ではスタイリッシュにバッチリ決まっている「黒革の手帖」、妖刀のように銃に魅入られた男の復讐譚「暗い星の下に」が良かった。
2021/11/18
あいあい
大藪の前に大藪なく 大藪の後に大藪なし。 唯一無二のハードボイルド。
2022/04/27
small_akuto
ハードボイルド全集の2巻目。ハードボイルド全集の結城昌治がよかったから大藪春彦も読んでみた。おもしろいんだけど、何度も読めるタイプの本ではないかな。銃の話が長いんだけど、別に銃器の名称の羅列が見たいなら図鑑とか読むわけで。かといってまったく描写がないと寂しいのもわかる。難しいよね、その辺のバランス。雰囲気は嫌いじゃなかった。ハードボイルドのことは少しずつわかってきました☺️
2023/09/04
感想・レビューをもっと見る