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名作なんか、こわくない

名作なんか、こわくない

名作なんか、こわくない

作家
柚木麻子
出版社
PHP研究所
発売日
2017-12-13
ISBN
9784569837208
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あらすじ

『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』の著者による初のエッセイ集。アニメ番組「世界名作劇場」のようにゆっくりとした展開で名作を紐解いていきたい……そんな思いに駆られた著者が、古今東西の文学を読み解き、その魅力とそのお話にまつわる思い出を綴ったのが本書。名作というと敷居が高いと感じている人が多いと思うが、ページをめくってみると、そこにいるのは今の私たちと変わらない悩みやコンプレックスを抱えた人々。友情、恋の駆け引きといったワクワクするようなお話から、裏切り、三角関係といったギラギラしたお話までが、余すところなく描かれている。ここでは、有吉佐和子の『悪女について』、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』からカズオ・イシグロの『日の名残り』まで、全57冊の読みどころと、柚木氏の視点ならではの新しい魅力を紹介。読んだことがある人、これから読む人、読むつもりがない人も愉しめるブックガイドになっている。若手人気作家の日常生活も垣間見られる、キラキラした一冊。

ジャンル

「名作なんか、こわくない」のおすすめレビュー

『ねじの回転』は『ダウントン・アビー』!? 柚木麻子の独自視点で織りなされる「世界名作劇場」57選

『名作なんか、こわくない』(柚木麻子/PHP研究所)

 誰もが知っている古典的名作というのは、手にとるハードルが高いものだ。なんだか小難しそうだし、“いまさら”という羞恥も強い。だがいまだに読み継がれるということはそれだけ共感し心躍らされる読者が多いあかしだ。とはいえ人には好みというものがあって、あう・あわないは確かに存在する。そこでおすすめなのが柚木麻子さんの推薦エッセイ『名作なんか、こわくない』(PHP研究所)。57冊の名作を紹介しつつ、作中の文章だけでなく柚木さんの経験も引用しながらそのおもしろさについて語っている。

 たとえば三浦綾子『氷点』。何度もドラマ・映画化されただけでなく海外でもリメイクされたいわずとしれた名作だから、観たことや読んだことがなくてもタイトルくらいは知っている人も多いだろう。私も10代のころに母から「これだけは読みなさい」と渡された記憶があるが、装丁の古くささ(ごめんなさい)と親への無意識の抵抗から長らく本棚の肥やしになっている。だが柚木さんの紹介文を読んで生まれて初めて「読んでみよう」と思い立った。その出だしがこちら…

2018/2/24

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名作なんか、こわくない / 感想・レビュー

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starbro

柚木麻子は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。仏・日・英・米の名作を著者ならではの視点で解説する文学ガイド。57作品どれも面白そうで、何時か読んでみたいと思いましたが、この中で読んだことのある本はたったの5冊でした。日本文学全集完読プロジェクト https://bookmeter.com/users/512174/bookcases が、完了したら、次は世界文学全集完読プロジェクト http://www.kawade.co.jp/np/special/3677774465/ を始めようかなぁ!

2018/02/01

おしゃべりメガネ

常に'女子力'というテーマに真っ向から立ち向かい?あらゆる女性の行き方、生きざまをコミカルに、時にはシリアスに描く柚木さんのエッセイです。柚木さんの作風のルーツとなっている数々の名作が紹介されており、その範囲は日本だけではなく、フランス、イギリス、アメリカと4か国にも渡り、文学名作を好きなだけ語ってくれています。女子も女性もレディースの読者の方にぜひ手にとってもらいたく、色んな考え方や生き方にきっと共感できるのではないでしょうか。あらゆる名作の中に何かしら自分に合った作品が見つかると思いますので是非とも!

2018/01/20

takaC

古典名作を紐解くという名目通り(田辺聖子、瀬戸内寂聴、ジョン・アーヴィングの3名を除いて)今は亡き作家陣の作品紹介だった。あとがきで言われて気がついたが、確かに、本を読まなくてもどんな話なのか知れた「世界名作劇場」の功績は大きかったな。自分もその恩恵に預かった一人。

2018/04/04

風眠

アッコさんみたいにズバッと鋭く、けれど軽やかに楽しく、フランス、日本、イギリス、アメリカ文学の魅力を語った名作案内。この小説では美容テクニックが学べるよ、とか、元祖ラブコメはこれだ!とか、わー楽しそう、読んでみたいー、ってなるけど、ちょっと待て。読むとなったら、私にはきっと難しいって思う。だって、こんなに色んな事にツッコミながらフランス文学とか、無理!・・・なので、この名作案内で読んだ気になっているのが、私には丁度いい。とっても楽しくて、にわか解説ができそうな程度に文学を知ることができる、ためになる一冊。

2018/02/07

hiro

柚木麻子さんの本を読むのはこれで18冊目だが、もちろんエッセイは初めて。柚木さんが自身の日常の生活(もちろん料理はたくさん登場)を交えながら、題名のように仏、日、英、米の名作57冊について語る。取り上げられた作品は、いつも女性を描いている柚木さんらしく、多くが女性作家の女性を描いた作品であるためか、題名は知っている作品は多く、映画を観た作品もあるが、実際に読んだことがあるのは男性が主人公の『グレート・ギャツビー』だけなのが残念だった。57冊なかでは、18世紀生まれの元祖ラブコメ『高慢と偏見』が気になる。

2018/01/28

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