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翻訳のココロ

翻訳のココロ

翻訳のココロ

作家
鴻巣友季子
出版社
ポプラ社
発売日
2003-08-01
ISBN
9784591077559
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翻訳のココロ / 感想・レビュー

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ふじ

翻訳者の翻訳談義や嵐ヶ丘翻訳取材記を含むエッセイ。クロワッサンで知った方。他の著書は言い回しが難しく、唯一読めそうなのがこの本だったので。文中のwine1つ訳すのに文脈、発言者の性格、本文と当時の日本両者の時代背景等様々考慮されていることに脱帽。原文を棒高跳びよろしく余分な情報を加えず絶妙なラインで訳すのが翻訳では、という。なりたい職業がある中高生は、資格や進学先を調べるのも大事だけれど、同じくらい、その職の先人のエッセイに触れたらいい、と一時期翻訳者を志した自分は思うのでした。気づきが多く興味深かった。

2020/01/29

viola

鴻巣さんがこんな翻訳エッセイを書いていたとは。鴻巣さんだもの、文章は巧いに決まってるし面白くないはずはない!と思って読みました。ええ、想像通りの面白さ。すぐに読み終えてしまうけど、ところどころ凄く良いこと言ってるのがニクイです(笑)あの新潮文庫の『嵐が丘』の翻訳をした方で、この本では半分近く『嵐が丘』トークなのでこの訳が好きな方は必読です。翻訳者の文学解釈能力って、本当に凄いものがありますね・・・ちょっとくらい分けてほしくなります。(切実に。)翻訳って、いいな!

2011/09/03

Maumim

「嵐が丘」の翻訳の逸話。 柴田元幸との対談。 このあたりが読みどころ。 翻訳家になりたいな、と思った時期もあったんだけどな(たぶん向いてる)。

2016/01/31

メイロング

確かに体育会系かもしれない。アクションの比重が大きいというか、じっとしてないというか、例えが動きで示されるのは、鴻巣さんの特徴なんだろうね。あたりまえだけど、最新のエッセイのほうがずっと面白いので、やや読む順番をまちがえたかなー、とも。

2013/02/20

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