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月の立つ林で (一般書)

月の立つ林で (一般書)

月の立つ林で (一般書)

作家
青山美智子
出版社
ポプラ社
発売日
2022-11-07
ISBN
9784591175354
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 全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞2023」の受賞作が4月12日決定した。

 20回目となる今回のノミネート作品10作の中から大賞に選ばれたのは、凪良ゆう氏の『汝、星のごとく』(講談社)!

2023年本屋大賞受賞作 『汝、星のごとく』(凪良ゆう/講談社)

『汝、星のごとく』(凪良ゆう/講談社)

【あらすじ】 風光明媚な瀬戸内の島。高校時代に恋人同士になった暁海と櫂。卒業後、次第に広がるふたりの間の溝……。途方もない痛みを抱えながら、それでも自分の人生をつかもうとあがくふたりの姿は、きっと、不器用で正しく生きられない私たちにとって、新たな救いとなるに違いない。

【著者プロフィール】 凪良ゆう●京都市在住。2007年に初著書が刊行されデビュー。BLジャンルでの代表作に21年に連続TVドラマ化された「美しい彼」シリーズなど多数。17年に『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。19年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で本…

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2023/4/12

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月の立つ林で (一般書) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

5つの連作短篇からなる作品。それらは相互に密接に関連している。どうしてこれほどに世間が狭いのか。いくら何でも密接に過ぎるだろう。それは作家によって恣意的に構成されているからに他ならない。青山美智子は初読なので、この作品だけで語ることはできないかもしれないが、どうやらこの人の小説には、物語が本来持っているはずのモノ(それはモノノケのモノである)が欠落しているのである。つまり、作家の頭の中で組み合わされた素材が巧みに配列され、小説の結構をとっているということだ。エンターテインメント小説だから⇒

2023/10/26

ろくせい@やまもとかねよし

非常な驚きと涙で読了。私の後悔と希望と祈りがそこにあったから。最終盤、出て行った母親が父子に接する場面。息子が抱く積年の不安と後悔と祈りが発露され物語は終わる。人間関係は異なるが、この描写が心情と重なった。青山さんは、一貫して、無自覚に自発する利他の大切さを訴える。他人から蔑まれている、理解されない、嫌われていると感じても、共有できない価値観を感じたとしても。それは距離が近いからこそ、その相手の利他的思い遣りを見失っているだけだからと。時間や経験の量ではなく、利己的に利他を施したいと思い合える相手は尊い。

2023/03/28

さてさて

『私は今まで「できなかった」のではなくて、「しなかった」だけなのだ』。さまざまな境遇にある五人の主人公達がそれぞれの人生の中に抱く悩み苦しみが描かれていくこの作品。そこには『ポッドキャスト』の語りに人生を前に進めるための気付きの瞬間を見る物語が描かれていました。『月』にまつわるあんな話こんな話に興味を掻き立てられるこの作品。そんな話から気付きの瞬間を絶妙に展開させていく青山さんの上手さに魅せられるこの作品。『月』という独特な雰囲気感を醸し出す存在が、青山さんの作り出す物語世界に絶妙にマッチする作品でした。

2023/09/30

starbro

青山 美智子、3作目です。本書は、著者版竹取物語、タイトルも中身も秀逸、ルナティック家族連作短編集の感涙作でした。タケトリ・オキナのポッドキャスト『ツキない話』を聴いてみたい♪帯の最高傑作の文字は信用していませんが、本書は著者の最高傑作で良いと思います。昨年読んでいたら2022年のBEST5入りでした。著者は2年連続本屋大賞2位ですが、本作で初の本屋大賞を狙えるかも知れません。 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008405.html

2023/01/10

寂しがり屋の狼さん

「月って、願いよりも祈りがふさわしいと思うんです。願いは自分でなんとかしようって強く思って行動できるようなことで、だけど祈りは、なすすべもないことにただ静かに思いを込めることなんじゃないかな」文中より…『月が立つ』とは月の始まりをしめす【新月】のこと。月に関する語りに心を寄せながら、新しくてかけがえのない毎日を紡いでゆく五つの物語。それぞれの登場人物がさり気なく繋がっているのがおもしろい(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

2023/04/12

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