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今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる (ポプラ文庫ピュアフル Pこ 9-2)

今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる (ポプラ文庫ピュアフル Pこ 9-2)

今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる (ポプラ文庫ピュアフル Pこ 9-2)

作家
紅玉いづき
出版社
ポプラ社
発売日
2023-09-05
ISBN
9784591178966
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“少女文学”作家・紅玉いづきの青春ミステリ2部作が同日発売! すべてを知ったとき彼女たちの嘘と真実にきっと涙する――

『今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる』(紅玉いづき/ポプラ社)

“少女文学”作家の紅玉いづきが贈る、青春ミステリ2部作が2023年9月5日(火)に発売された。一つは父親の死の真相を追い求める少女を描いた『今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる』、もう一つは嘘を背負って生きる双子の青春ミステリ『今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる』。最後にすべてが繋がる2つの物語は、早くも読者家の間で大きな話題を呼んでいるようだ。

 同作の著者・紅玉いづきは、デビュー作『ミミズクと夜の王』でいきなり第13回電撃小説大賞の大賞に輝いた人気作家。これまでに『MAMA』や『雪蟷螂』など、絵画のような鮮やかさのある作品を世に送り出してきた。

 特に逆境をも糧にして、我が人生を歩んでいく少女たちを描く作風がファンを魅了しているようで、今回発売された2作品も魅力溢れる少女たちが主人公に据えられている。

『今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる』の舞台は、首都・東京を襲った大地震から1年が経った経済特区・湾岸カジノ。主人公は、天涯孤独の少女・マリナだ。彼女の唯一の肉親である父親はカジノ特区の責任者で、な…

2023/9/13

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今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる (ポプラ文庫ピュアフル Pこ 9-2) / 感想・レビュー

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よっち

首都・東京を襲った大地震から一年後、経済特区・湾岸カジノに街を象徴する少女サーカスが誕生。父の自殺で天涯孤独になったマリナが自殺の真相を探るうち、少女サーカスの団員募集を知る前日譚。空中ブランコ乗りを目指す中で、彩湖と杏音というかけがえのない仲間や、特区で多大な権力を持ちながらサーカスに反対する『生徳会』代表・鷲塚と出会と出会うマリナ。反対派のデモ、裏で動く莫大な金、喝采と観客からの熱烈なファンレターといった熱狂に翻弄されながら、大切なものを見失わなかったことで紡がれた未来を感じさせてくれた物語でしたね。

2023/09/05

yosa

これは絶対紙の本でと信じてweb連載は我慢して、取っておいた物語をいよいよ読んでしまいました。あのとっておきの物語の続きが読めると思ってたのに前日譚でしたがそれはそれ。これは紛れもなく大好きな紅玉いづきさんの本でした。光の幕では少女たちの進む勇気が描かれていたとすれば、影の幕は覚悟の物語。だからかこっちの少女たちは脆さよりも強さが目立つ。でもそれがいいんだ。物語はミステリ的な構造を軸としているのですが、少女たちの輝きの方が強くてせっかくの仕掛けが功を成しておらず、全体の印象がぼやけてしまうことだけが残念。

2023/12/09

少女サーカスが完成されるまで、初代団員の少女達の多くの苦労や葛藤のドラマ。脈々と熱く紡がられる文面から目が離せませんでした。 ブランコ乗り、パントマイム、歌姫、それは彼女達にとって、生きると言うこと。 裏で蠢く大人達の思惑や、解き明かされる真実といったミステリー要素もあり サーカスというファンタジックながら、突きつけられる人間臭さと現実。 不穏で泥臭く、それでも美しいこの世界。 二部作の過去と未来、よく出来た構成でした。 とても面白かったです。

2024/01/07

イシカミハサミ

原題「ブランコ乗りのサン=テグジュペリ」 の、前日譚。 分冊になっているけれど、時系列としてはこちらが先。 少女サーカス創成の物語。 光のほうから読んだけれど、 ストーリー的な繋がりはそれほどなく、問題はなかった。 紅玉さんの作品としては、 固有名詞が多かったり欲望が渦巻いていたりと、 珍しい部類の作品に分類されるかも。

2023/12/11

leo18

こちらは続編にして過去編。少女サーカス誕生直後の物語。サーカス団に所属する中で父親の死の真相を探るマリナ。次々仲間たちが退場していくのは感情移入しづらい部分があったかな。

2023/09/27

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