KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書)

うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書)

うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書)

作家
幡野広志
ヨシタケシンスケ
出版社
ポプラ社
発売日
2023-11-15
ISBN
9784591179307
amazonで購入する Kindle版を購入する

「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書)」のおすすめレビュー

なぜ恋人が撮る写真はヘタでも心が動かされるのだろう? 写真家・幡野広志が語る“いい写真”と“ダメな写真”とは

『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』(幡野広志/ポプラ社)

 昔、写真を撮ることが好きな人と付き合ったことがある。

 その人はよく、私の写真を撮っていた。別に写真を仕事にしているわけではなく、カメラにこだわっているわけでもなく、写真がうまいわけでもなかったけれど、なぜかその人が撮る私の写真を見ると胸がきゅうっと締め付けられ、言い表せない愛しい気分になった。私は普段写真を撮られることが好きではないが、その人が撮る自分の写真はとても好きだった。技術的なことはわからないけれど、とにかく「いい」なと思っていたのだ。

 11月15日に発売された、幡野広志さんの新刊『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』(ポプラ社)を読んで、なぜその人の写真について心を動かされたのかが少しわかったような気がする。

 幡野さんは、本の中で何度も表題の言葉を繰り返す。「うまくてもダメな写真はあるし、ヘタだけどいい写真はある」と。幡野さんが言う「いい写真」とは、「見る人に感情が伝わる」写真のこと。たとえ技術が優れていても、その写真を撮った人が、どんなときに、どんな思いで撮った写真…

2023/12/10

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書)」の関連記事

「写真の勉強はしちゃダメですよ」写真家・幡野広志がはじめて写真について語った『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』

撮影:幡野広志

写真家の幡野広志さんが、はじめて写真についての書籍を上梓した。タイトルは、『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』。幡野さんが不定期で開催している初心者向けの写真ワークショップの内容をもとに書き下ろした渾身の一冊だ。

この本は一風変わっている。写真の本なのに、その主題はノウハウにはない。「好奇心と行動力を持つこと」「感動すること」──どちらかといえば、生き方についての考えが主題に据えられている。もちろん後半には技術的な側面もたっぷりと語られるけれど、読後感は「自らの人生をめいっぱい生きたくなる」のだ。

本書の話題を中心に、写真について、表現について、幡野さんに話を伺った。

撮影:幡野広志

写真ではなく「生き方」の本

──前回の『息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。』に続き、今回の新刊もおもしろかったです。読んでいて、これは写真の本であると同時に「生き方」の本だなと感じました。

幡野広志さん(以下、幡野) ありがとうございます。やっぱり、初心者の方に向けてノウハウを書いても意味がないと思いまして。これから写真を始めようかなと思う人に…

2023/12/8

全文を読む

いい写真は伝わる写真。でも正しく受け取ってもらうために必要なものがある!/うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真

『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』(幡野広志:著、ヨシタケシンスケ:イラスト/ポプラ社)

言葉で伝える  いい写真は伝わる写真です。だけど言葉がないと写真は伝わりません。言葉がなくても伝わる写真はありますけど、そんな簡単なものではないです。「言葉にならないことを撮りたい」という人もいるけど、そういう写真が撮れる人は天才です。天才はいます。写真学生が3000人いたら、一人ぐらいいるかもしれません。  ぼくはバカよりの凡人なので「言葉にならないことを撮りたい」は早々に諦めて、言葉でしっかり伝えることを意識しています。  写真はキャプションひとつで見え方がまったく変わります。おなじ写真でもキャプションで180度印象が変わるのだ。それくらい写真は不安定な存在なんです。だからやろうと思えば印象操作も可能になるし、正しく写真を受け取ってもらうには言葉が必要です。 「作品を見た人がそれぞれ自由に感じてほしい」という人もいます。聞こえはいいけど、それは写真ではむずかしいんですよ。自分の信条とはまったく真逆の受け取り方をされたら嫌なものだし、写真だけ見たっ…

2023/11/19

全文を読む

関連記事をもっと見る

うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

R

写真を撮るということについて、平易な言葉で語る哲学のようにも読める本だった。カメラが主体になっていたり、技術が先立ちすぎたりといった誤解ともいえる間違いをただし、伝えたいものを写真という形で顕すことの純粋な部分を解説しててとてもよかった。言葉で補ってもいいから、写真に伝えたいことや、意思を写そうという感じで、なんだかあれこれ撮ってみたくなる本だった。考えて撮るのも大切だけど、思うままに撮ることもとても大切だと、写真が芸術である理由がわかるような内容だった。

2024/04/18

tom

写真入門本として、かなりの良書だと思う。自分が好きなもの、良い光に触れてるもの、そういったものを意識的に目で見て写真に撮りましょうと書いている。丁寧に書いてくれているのは光のこと。写真は光だ。朝夕のゴールデンタイムの光で写真を撮れば、いい写真になる。意識して光を見ようと書いている。そして、大事なことをサラリと書き、あとは自分でお勉強しよう、調べなさいと繰り返す。不親切なようだけど、自分で調べなきゃ頭にも入るはずがない。本当は親切なのだろう。もう一度丁寧に読んでみることにした。

2024/01/22

千穂

今はスマホで写真撮ってる程度だけど、タイトルとヨシタケさんのイラストが気になり読んでみた。写真撮る前に撮られる側のことを考えて見て〜と。なるほど。笑って〜と言われても嫌な相手に笑えないわ

2024/02/04

コンチャン

幡野さんの考える写真のあり方が前半に綴られ、後半は技術的な面も含めた撮影のアドバイスなどが語られています。写真を撮ってきた人ならではの視点が面白かったです。

2024/02/22

冬佳彰

著者も書いているように、技術論ではないので(所々には記載されているが)、「うん、言っていること分かる!」って感じかなあ。題名そのまま、そういう写真ってあるよね。ただまあ、好きにしろと言いつつ、絶え間なく説教を聞かされているような文体が、俺には合わなかったな。ワークショップの内容を本にされている関係上、こうなっちゃうのかもね。

2024/02/12

感想・レビューをもっと見る