KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生 (ハルキ文庫 あ 22‐4)

南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生 (ハルキ文庫 あ 22‐4)

南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生 (ハルキ文庫 あ 22‐4)

作家
新井素子
出版社
角川春樹事務所
発売日
2024-01-13
ISBN
9784758446105
amazonで購入する Kindle版を購入する

南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生 (ハルキ文庫 あ 22‐4) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

芳樹

ン十年ぶりの新井作品。主人公の一人称「あたし」と、読点を多用する独特の表現法が不変なことに安心感を抱く。主人公の南海は頻繁に階段から落下するのは実は目に見えない空間の亀裂に引っかかるという超能力のせい。そんな彼女がある日知り合った、亀裂を「靄」として認識できる板橋とともに靄を消去する都内行脚に出るというお話なのだけど、靄の中では南海のもう一つの能力が働くというのがキモ。その能力を巡るやりとりを通じ、本作が単に超能力SFエンタメだけでなく、「命とは」という哲学的な問いにも繋がっていくことに感銘を受けました。

2024/03/20

よっち

常に転んでばかりで周囲に粗忽姫と呼ばれる高井南海。その特異体質に気づいた御曹司の超能力者・板橋さんと組み、「世界と人々を救う」仕事に乗り出す現代ファンタジー。実は転ぶことでこの空間の各所にあるヒビを修復していたことを、そのヒビを靄として検知できる板橋さんに教えてもらい、副作用で物体を治す力を利用する「修復課」を立ち上げる二人。練馬区・板橋区あたりの靄を探す展開は傍から見たら怪しさ満載で、何でも直していけばそういう発想になるよな…とも思いましたけど、着想から結末まで著者さんらしさがよく出ていると思いました。

2024/01/27

もふもふ

久しぶりの素子節全開! あぁコレコレ!と思いつつ、ちょっとくどさを感じてしまった。 よくこける人、練馬をよく歩く人、今までの素子さんのエッセイからご本人と重なるところを思い出しながら、ニコニコ読んだ。

2024/02/08

樹神

新井素子さんの“莫迦”からしか摂取出来ない栄養があります。…この物語への感想としては心苦しのだけれど、久々にこの作風に触れた感想としてはこれに至ります。これを書き続けられていることへの感謝と、続刊への期待を込めて。

2024/03/13

ゆうやけPC

頁数が多く、その分奇想天外さが間延びしてしまった感じだった

2024/03/04

感想・レビューをもっと見る