瞬殺怪談 呪飢 (竹書房怪談文庫 HO 600)
瞬殺怪談 呪飢 (竹書房怪談文庫 HO 600) / 感想・レビュー
あたびー
瞬殺怪談の10冊目。短くて、怖いというより不思議な話が多い。私好み。泣く糞、だの、蹴るとのたうち回る鉄材だの、1日を2度繰り返してしまったり、犬が寿司を握っていたり、楽しい。
2023/10/16
キナコ
久しぶりの短編ホラー。全154話あり。短いながらも不思議な話たったり、おちゃめな幽霊だったりと多彩。やっぱり本当の怪異ってオチなく『何で?』とか気味が悪いとかで終わるものだと思う。 ホラーストーリーでなく、短編のためどこからでも読めるのは魅力的。
2023/04/05
hannahhannah
瞬殺怪談シリーズ第十弾。呪飢(じゅう)と読ませる。何か良いと思った話は平山夢明と黒木あるじくらいだった。怖くも面白くもない話が多い。つくね乱蔵は変わらず陰険な話ばかり書いている。本人の性格が出てるのか?
2023/04/08
澤水月
タイパ時代見越したかのような超短い怪談集第10弾。平山夢明、黒木あるじ、黒史郎ら超ベテラン勢(数行でも個性で分かる…)と新しい怪談の書き手が入り混じるお得シリーズ。全部タイトルが凝っていて長さ(短さ)も予想つかない150以上の怪談、面白い。女医書き手の神薫(医療・人間怪談混じった怖さ)、不意に登場しイイ塩梅な小田イ輔、様々な書き口操る鷲羽大介らこの一冊からかなり現代文章怪談の様子見渡せる。コロナ禍超えても続いてほしい叢書
2023/03/05
柊よつか
1〜2ページに短くまとめた実話怪談を、複数の書き手が次々と繰り出すシリーズ。本書でもう10冊目。こうして端的に語られると、日常の隙間にスっと怪異を差し込まれた感覚になる。よく晴れた昼間、まばらな雲が不意に日射しを遮るあの暗さ、不安定さに似ている。特に好みの話を幾つか。斎場の夜間警備で絶対に通してはいけないモノ「おとなう」。想像するとコントみたいに滑稽ではある「翻弄」。〈なくなった=それまであった〉が成立する「見てはいない」。己の善行をよすがに何度でも現れる様が哀れな「恩人」など。
2023/05/06
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- 出版社
- 竹書房
- 発売日
- 2024-03-29
- ISBN
- 9784801939301