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人形の怖い話 (竹書房怪談文庫 HO 619)

人形の怖い話 (竹書房怪談文庫 HO 619)

人形の怖い話 (竹書房怪談文庫 HO 619)

作家
黒木あるじ
川奈まり子
西浦和也
田辺青蛙
出版社
竹書房
発売日
2023-06-29
ISBN
9784801935907
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人形の怖い話 (竹書房怪談文庫 HO 619) / 感想・レビュー

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あたびー

別の実話怪談本に収録された話に書き下ろしの話を加えたアンソロジー。どれもこれも極めつけに怖い。特に家と女と因縁を編む事にかけては右に出るもののない川奈まり子さんの話は良かった。人形は、生き物の形をして魂のない空っぽのものであり、そこには何かが入り込みやすいのだと聞いたことがある。そして人形は、子供と遊ぶために作られたから、子供と遊ぶことを無常の喜びとする存在だとゴッデンの「人形の家」にあった。子供の時遊んだあのお人形は、どこにあるのだろう?

2023/12/06

モモ

恐い一冊。表紙も恐い。人形のありとあらゆる恐い話。人形に噛みつかれるのは嫌すぎる。人形が動く話がいくつかあり、カメラで撮影したら恐すぎそう。軽い気持ちで人形を買うのはやめようと決意した。

2023/09/27

表紙も合間に挟まれた人形の写真も不気味💦 ぬいぐるみはそんなに怖くないけど日本人形や人の形をしているだけで怖く感じる。いくつか読んだことのある話もあったが全体的にとても良かった。

2023/07/03

佐倉

全エピソード人形に纏わる怪談で構成された一冊。動いたり目があったり……という定番もあれば時折「おっ」となる変化球もあったりして楽しめた。おぞましさと怖さ気持ち悪さでつくね乱蔵の『腐り人形』が一番好き。 ”臭い”という逃げ場のない嫌悪感を催す怪現象もさることながら、その原因と目される呪いも気持ちが悪い。よしんば臭いが気のせいであったとしても、誰かが憎悪を込めていたのは確か。それが怖い。同氏の『敏子』も理性とか意思を何者かにジャックされる感覚が厭な感じ。後は黒木あるじ『左手』『にしださん』も印象的。

2023/06/29

高宮朱雀

11人の作家による40の奇妙奇天烈な話を収録。体験談の合間に挟まれる写真がモノクロだけに不穏さを誘う。カラーでも怖いだろうが…。 しかし、ただ怖いだけではなく、切ない内容もあり、元々の持ち主や代々大切にされて来たからこそ形成された思いの塊が実体としてそこにあるように私には感じられた。 日本人形やビスクドール、ぬいぐるみでも名前を付け、毎日声を掛けていると、やはり表情って変わって行くものと思う。人形でも嫉妬するのかと思わせる話があったが、まぁ当然だろうな。

2023/07/11

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