KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ルルとミミ (立東舎 乙女の本棚)

ルルとミミ (立東舎 乙女の本棚)

ルルとミミ (立東舎 乙女の本棚)

作家
夢野久作
ねこ助
出版社
立東舎
発売日
2023-06-16
ISBN
9784845638888
amazonで購入する Kindle版を購入する

ルルとミミ (立東舎 乙女の本棚) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

寂しがり屋の狼さん

『乙女の本棚』シリーズ31冊目📚夢野久作さんは『死後の恋』『瓶詰地獄』に続き3作目、押絵は同シリーズで「魚服記」「山月記」「赤とんぼ」などを手掛けた、ねこ助さん(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)幼い兄弟の刹那くて、優しい愛の物語。

2023/11/07

優希

救いのない物語ですが、儚くも美しく感じました。久作は兄妹に特別な想いがあるのでしょうか。

2023/11/05

ちえ

絵が夢野久作の書いた物語にマッチしていて幻想的で美しい。話の内容もとても好み。これは…二人は幸せになったということだよね、とラスト悩む。こういうのをメリーバッドエンドというらしい。

2023/12/29

ぐうぐう

童話とは、時に残酷さをむき出しにする。鳴らない鐘を作った自分を許せず、湖に身を投げた父の代わりに鐘を作ることになったルル。しかしルルの作った鐘も音を響かせることなく、父と同じようにルルも湖に消えてしまう。残された妹のミミは、兄に会いたい想いを湖で咲く睡蓮に願う。ここで描かれる湖の世界は、あの世であり、夢であり、理想の世界でもある。そこから眺める現実世界は、実に殺風景に映るものだ。兄妹の決断は、現実世界から見れば悲劇だが、二人にとってはハッピーエンドに他ならない。(つづく)

2023/06/27

羽雪*hane**

名作現代リミックス「乙女の本棚」シリーズ第32弾は、文字数多めの切ない作品。ルルとミミにとってはきっと幸せな結末なのだろうと、密かに思う。

2023/09/12

感想・レビューをもっと見る