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左手の記憶 (ふしぎ文学館)

左手の記憶 (ふしぎ文学館)

左手の記憶 (ふしぎ文学館)

作家
新津きよみ
出版社
出版芸術社
発売日
2005-11-01
ISBN
9784882932857
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ジャンル

左手の記憶 (ふしぎ文学館) / 感想・レビュー

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あつひめ

どったかというと怖がりな私は好き好んでホラーやSFは手に取らないのだけど…帯の「昼下がりの紅茶には短編スリラーがよく似合う」なんて言葉に引かれて手に取った。もしかしたら…私の生活の中でもこんなことに巻き込まれる?なんて…自分を登場人物に置き換え、どきどきしながら読み進めた。不思議な世界の扉を開けてしまった気分。愛情は時に人の心を悪魔に変えてしまう…。いやはや…こわいこわい。でも…怖いもの見たさで…新津さんの作品をもっと読みたくなる。

2013/09/02

つらら@道東民

ミステリーというよりサスペンスが似合う短編集。何気ない日常が少しずつ狂気に彩られていく。女性ならではの「歯と指」「卵を愛した女」が気持ち悪かったな。

2013/12/27

なな

オムニバス。いくつか読んだことがあったけど ゾクっとして面白かった。

2022/03/15

アコ

15篇収録の短篇集。選別集だそうで先日読んだ「彼女たちの事情」に収録されているものがいくつかあった。人の心の歪みはこうまでさせてしまうのかと恐ろしくなるけれども、そこは小説だ!と割り切ればこの手の本はなにかの合間にさらりと読むにはベストなのかもしれない。わたしはグロ系がだめなので不意打ちに出てきたそっち系にはげっそり。引きこまれたのは『そばにいさせて』『結ぶ女』『時を止めた女』あたり。しかし装丁が微妙。昔、小中学校の図書館で見かけたシリーズものを思い出す。(うーん、うまく言えない笑)

2014/05/08

キムチ27

元来は少女小説の旗手として活躍した筆者。小池氏に飽き足らず、手を伸ばした1冊がこれ。ある作家が利き手を痛めた為に、執筆活動に支障をきたす。もともとは左手が利き手だった彼は過去にある想いがあった。 そこで口述筆記の助手を雇い入れた。若い女性であるからして・・フムフムという展開なのだが、彼女の偏愛ぶりには辟易。女性作家のミステリーと言えばどうしてもこういった空気がキーワードとなるのだが、畳みかける手法はさすが。ほか10篇余り収められている。

2008/06/26

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