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ライク ア ローリング ストーン

ライク ア ローリング ストーン

ライク ア ローリング ストーン

作家
宮谷一彦
池上遼一
真崎 守
上村一夫
ダディ・グース
中条省平
出版社
フリースタイル
発売日
2017-08-01
ISBN
9784939138140
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ライク ア ローリング ストーン / 感想・レビュー

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kokada_jnet

伝説の漫画家・宮谷一彦による、68年「COM」誌に連載の私漫画作品。同時代的には、非常にかっこよかったのだろうだが。いま読むと非常に、恥ずかしい。同時収録のメタ漫画作品「白夜」のほうが面白かった。編集者として、岡崎英生や松島利行の名前が出てくる。

2018/05/16

阿部義彦

はっぴいえんどの「風街ろまん」の中ジャケットの路面電車のイラストで有名なコム出身の漫画家、宮谷一彦さんのこれまで一度も単行本化されてなかった伝説の作品がフリースタイル社のお陰で日の目を見る事になりました!フリースタイル社、雑誌「フリースタイル」は未だに不定期刊みたいだけどやる時はやるぜ!小林信彦コレクションも早く三作目を出してくれー!同時代の漫画家では真崎守やあすなひろしは貸本で読んだ記憶はあったけど、宮谷さんは、著作を直に目にするのは初めてです。同時進行の自叙伝といった趣き、革命と破壊と創造の時代。

2017/08/15

しゅん

BSマンガ夜話で「当時の青年がヤラれた」マンガとして紹介されていて、ようやく読んだ宮谷一彦。全共闘世代左翼の愚かさ・恥ずかしさが全面に出た「私マンガ」であると聞いていたまさにその通りの内容で、ビビるほどの細密描写も聞いていた通り。間章の文章にも通ずる、観念性の暴走でよって走っていく言葉。ナルシスズムも抽象思考も女性に対するエゴイズムも止められない様のドキュメント。どう頑張って読んでもドン引きなわけだけど、それでも時代考証以上の魅力も感じてる。『白夜』の自動車横転事故の描写が素晴らしい。

2021/01/30

ますりん

復刊したのは知っていたのですが、ようやく手に入れました。(私の中では)真崎守と双璧をなす60~70年代伝説の漫画家。 で、確かに読んだのです。読んだのですが、酒飲みながら読むとまるで頭に入ってこない。それほど難解なことを言っているわけでもないんだけど、上手く自分の中でキャッチしない。もうすこし寝かせてから、「共犯幻想」と一緒に読み直そうかな。。

2018/02/03

Hiroaki Matsuyama

1969年、ベトナム戦争や学生運動などの激動の時代、作者が漫画を描いている場合なのだろうかと自己批評しあがく。当時の宮谷一彦の生活が描かれ、印象的な風景が挿入される。特に鉄道の描写と共に内省し、反核や革命の理想を述べるが、鉄道の車輪の風景もあり、それと共に資本主義のレールにのせられている虚ろさも自覚しているのだろうとおもう。

2017/08/03

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