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「綾辻行人」のレビュー・書評

“12の館”で起こった難事件…。目移りするほど豪華な「新本格30周年記念」アンソロジー

“12の館”で起こった難事件…。目移りするほど豪華な「新本格30周年記念」アンソロジー

 今年(2017年)は「新本格ミステリ」ムーブメント30周年にあたるメモリアルイヤーだ。  それを記念して、講談社より書き下ろしアンソロジー『謎の館へようこそ 新本格30周年記念アンソロジー(白・黒)』(文芸第三出版部編/講談社)が2か月連続で刊行された。  新本格を愛してやまない総勢12人の作家が一堂に会したこのアンソロジーのテーマは、ずばり「館」。1987年に刊行され新本格の先陣を切った『十角館の殺人』が、奇妙な洋館での…

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ミステリ好き必見! 人気ミステリ作家7名が腕を競った“名探偵もの”の書き下ろし『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』

ミステリ好き必見! 人気ミステリ作家7名が腕を競った“名探偵もの”の書き下ろし『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』

『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』(文芸第三出版部・編/講談社) 1987年、綾辻行人のデビュー作『十角館の殺人』をきっかけに巻き起こった本格ミステリの再興ムーブメント=「新本格」が、今年9月で30周年を迎える。 それを記念して新本格を長年支えてきた講談社より、書き下ろしミステリ競作集『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』(文芸第三出版部・編/講談社)が発売された。 参加作家は綾辻行人、歌野晶午、法月綸太郞、有栖川有栖、我孫子…

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衝撃の1行に戦慄!「本格ミステリ」のはじまり、綾辻行人著『十角館の殺人』を読書メーターユーザーはこう読んだ!

衝撃の1行に戦慄!「本格ミステリ」のはじまり、綾辻行人著『十角館の殺人』を読書メーターユーザーはこう読んだ!

『十角館の殺人』(綾辻行人/講談社)  不可解な謎。助けの来ない隔離空間。論理的で鮮やかな推理ショー。小説の中に「新本格ミステリ」というジャンルが生まれてから今年で早30年になる。あなたはその端緒となった綾辻行人氏のデビュー作『十角館の殺人』(綾辻行人/講談社)をご存知だろうか。多くのミステリファンの心を揺れ動かし、時代を切り開いたこの小説を「新本格ミステリ30周年」という節目の今こそ手にとってほしい。  舞台は十角形の奇妙な館「十角館」の…

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推理作家はなぜ密室で殺されたのか? 天才犯罪学者が難事件に挑む、火村英生シリーズの記念すべき第一作!

推理作家はなぜ密室で殺されたのか? 天才犯罪学者が難事件に挑む、火村英生シリーズの記念すべき第一作!

『新装版 46番目の密室』(有栖川有栖/講談社)  ミステリ作家・有栖川有栖は長年にわたって2つの人気シリーズを書き継いできた。  ひとつは英都大学推理小説研究会のメンバーが数々の事件に遭遇する江神次郎シリーズ(別名・学生アリスシリーズ)。そしてもうひとつが、犯罪学者・火村英生の華麗なる活躍を描いた火村英生シリーズ(別名・作家アリスシリーズ)だ。火村シリーズは昨年(2016年)、斎藤工主演のテレビドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』として映像…

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新本格はここから始まった! ミステリの流れを変えた記念碑的傑作 綾辻行人著『十角館の殺人』

新本格はここから始まった! ミステリの流れを変えた記念碑的傑作 綾辻行人著『十角館の殺人』

『十角館の殺人』(綾辻行人/講談社)  2017年は新本格ムーブメントが起こってちょうど30年のメモリアルイヤーだ。その端緒となった綾辻行人のデビュー作『十角館の殺人』(講談社)の「限定愛蔵版」をはじめ、新本格30周年にちなんだ出版物やイベントが多数企画されており、往年のファンを喜ばせている。  ここで「新本格って?」という方のために簡単に説明しておくと、新本格とは1980年代後半に起こった本格ミステリの復興運動だ。魅力的な謎とその論理的な…

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『Another』綾辻行人処女作 「視覚」で騙される驚愕のトリックがここに!

『Another』綾辻行人処女作 「視覚」で騙される驚愕のトリックがここに!

トクトクという音がカラダ中に響くのを感じながら、作品を読み終えました。読後の今、作品を振り返って強く言えることは、序盤から読み手に謎解きと「予感」をさせ、真実へと導く過程に、一切の無駄を感じないということです。 いわば、全てが真実への伏線で、仕掛けや動機そのものでした。そのどれもが、読み手の固定観念を取っ払うような衝撃であり、ラストの秀逸さには再読者が多いのも理解できます。この作品を注意深く読んだとしても、犯人や真実に気付ける人は、早々いないはずだと思わせるくら…

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七不思議の外にあるもうひとつの怪奇。背筋がぞわりと震える学園ミステリー×サスペンス

七不思議の外にあるもうひとつの怪奇。背筋がぞわりと震える学園ミステリー×サスペンス

ただいま空前のミステリーブームなのであります(私的に)。 きっかけその1はアホみたいに面白かった『ミレニアム』ですが、その2はこちら『Another』。アニメ化・文庫化ということで再読してみたらば、やめどころが見つからず結局2日で読み終え寝不足のまま出社とあいなりました。ホラーと謳われていますがミステリーの要素の色濃い作品です。 「いないもの」の相手はよせ――。 クラスの誰からも無視され、まるで存在しないかのように扱われる眼帯の少女、見崎 鳴。転校先の中学で…

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