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「水木しげる」のレビュー・書評

飄々としたおかしみの裏にある徹底的に突き放した視線

飄々としたおかしみの裏にある徹底的に突き放した視線

数々の名作マンガ、独自の妖怪研究、楽園主義的人生観…少々特殊なポジションながら、今や押しも押されもせぬ“文化人”として認知されている水木しげる。二度の受勲とNHK朝の連続テレビ小説のモデルになったことが決定打となり、古い言い方をするならお茶の間…

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夏の終わり、水木しげるで一服の涼を。貸本時代の傑作選が電子書籍で復活!

夏の終わり、水木しげるで一服の涼を。貸本時代の傑作選が電子書籍で復活!

「ああ、今年も夏が終わった…。」 もう宿題に追われる小学生でもないのに、9月の始まりは何とはなしにそんな感傷にふける大人は多いのでは? そんなときこそ、、水木しげるで一服の涼をどうぞ。 ゾーッとする怪談話は真夏ならではですが、どこかおかしみ漂う…

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「生きているという、ただそれだけのことがむちゃくちゃうれしかった」という言葉を噛みしめたい

「生きているという、ただそれだけのことがむちゃくちゃうれしかった」という言葉を噛みしめたい

戦争とは無縁で生きてきたような気がしているが、水木しげるが描く「昭和史」を読むと、自分が生きていた昭和という時代は、半分が戦争に塗りつぶされていた時代だったことを改めて感じる。 私は学生時代は世界史が苦手だった。自分と接点がない出来事はピン…

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妖怪よりも人間の方がよほど不気味で醜い--そんなメッセージが伝わってくる

妖怪よりも人間の方がよほど不気味で醜い--そんなメッセージが伝わってくる

「ゲゲゲの鬼太郎」以外の水木しげるの作品を読んでみたいとふと思い、3作品を選んで購入。そのうちのひとつがこれだ。 鬼太郎の漫画に出てくるキャラクターはみんな、不気味なりにどこか愛嬌があるのとは対照的に、この作品ではヒットラーやその取り巻きは…

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大いなる奇想にあふれた少年漫画のウラ王者

大いなる奇想にあふれた少年漫画のウラ王者

健全で朗らかな少年漫画の王者が「ドラえもん」だとすれば、少し暗くて幻想的な少年漫画のウラ王者は「ゲゲゲの鬼太郎」に違いない。 冥界への旅行があったり、恐ろしい病におかされたり、グロテスクな怪物が登場したり、「ゲゲゲの鬼太郎」はどこかほの暗い…

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ゲゲゲのご家族あったか対談。夫と父、水木さんの両面が見られる!

ゲゲゲのご家族あったか対談。夫と父、水木さんの両面が見られる!

『ゲゲゲの女房』ファンのみなさま、いま現在のゲゲゲ一家にご興味はありませんか? 本書は、水木しげるさんの対談集『水木しげる ゲゲゲの大放談』(紙書籍で2010年6月に発売)から、“ゲゲゲの女房”こと武良布枝さんとの夫婦対談と、水木さんの次女で、水木…

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