「○○女子」「女子力」ブームはいつから始まった? キラキラ系とツッコミ系、二極化した女子の勢力図
『日本の女は、100年たっても面白い』(深澤真紀/ベストセラーズ)
ここ数年の「○○女子」「女子力」といった言葉の流行を見るに、今ほど女性が輝いている時代はない気がする。現代は空前の「女子ブーム」が来ているようだ。一体いつからこの「女子ブーム」は訪れ、一体いつまで続くのだろうか。
「草食男子」という言葉の生みの親であるライター・深澤真紀氏著『日本の女は、100年たっても面白い』(ベストセラーズ)には「女子ブーム」が起きている現在までの100年間のありとあらゆる「日本の女」の変遷が描かれている。もともと「女子」は「1おんなのこ。むすめ。2女性。おんな。」(『大辞泉』)という意味だが、それが「いくつになってもかわいらしさを忘れない女性」と「女の子」寄りの意味が広まるようになったのは2000年代中頃のこと。深澤氏が2006年「草食男子」(2009年流行語大賞トップテン受賞)と一緒に名付けた「肉食女子」や、マンガ家・安野モヨコの名付けた「女子力」(2009年同ノミネート)などから一気に流行したようだ。その後も「女子会」が2010年同トップテンに「こじら…