注目の新刊 『歳月がくれるもの まいにち、ごきげんさん』 ダ・ヴィンチ2013年8月号
旧作が復刊され、若い女性たちの間でブームを巻き起こしている著者が、85歳のいま感じていることを語ったエッセイ集。「好きなものには溺れよ」「心がちょっとくもった日には」「涙を瓶に詰めて」など、歳月を重ねたからこそ見えてくる視点で紡がれる、豊か…
旧作が復刊され、若い女性たちの間でブームを巻き起こしている著者が、85歳のいま感じていることを語ったエッセイ集。「好きなものには溺れよ」「心がちょっとくもった日には」「涙を瓶に詰めて」など、歳月を重ねたからこそ見えてくる視点で紡がれる、豊か…
日本には、都道府県ごとにさまざまな特色や変わった県民性があるもの。なかでも女子人気でいえば、佐々木希や加藤夏希など色白美人が多いといわれる秋田や、京言葉に代表される“はんなり感”に支持率が高い京都などが挙げられる。しかし、個性の度合いならば…
17年前の阪神淡路大震災を、笑いをバネにして乗り越えた数々のエピソードを収録した『大震災名言録』が電子書籍になって復刊された。 「大震災を笑って乗り越える」と聞くと、今はまだ不謹慎に聞こえてしまうかもしれない。 しかしこの本には17年前の阪神淡…
女学生時代の田辺聖子を夢中にさせた『風と共に去りぬ』、助監督時代に大島渚が読んだサルトル、北杜夫の幼少期の思い出がつまったファーブルの『昆虫記』――。わが国を代表する73人の表現者が、思い出の本にまつわるエッセイを発表した「朝日新聞」連載の単…