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「又吉直樹」のレビュー・書評

又吉直樹が綴る10年ぶりのエッセイ集。“黙らない脳”の中身を赤裸々に描いた、記憶と思考の欠片たち『月と散文』

又吉直樹が綴る10年ぶりのエッセイ集。“黙らない脳”の中身を赤裸々に描いた、記憶と思考の欠片たち『月と散文』

“私は無口だが脳がしつこいほどお喋りで、なかなか黙ってくれない。なにも考えたくなくて黙っているのに、脳が勝手にずっと喋っている。” 又吉直樹氏によるエッセイ集『月と散文』(KADOKAWA)の一節である。「脳が黙ってくれない」という感覚が、私の中にも…

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ヨシタケシンスケ×又吉直樹が紡ぐ「その本は」から始まる約50の物語! 感涙必至の『その本は』

ヨシタケシンスケ×又吉直樹が紡ぐ「その本は」から始まる約50の物語! 感涙必至の『その本は』

2022年7月13日(水)、芥川賞作家で芸人の又吉直樹氏と、大人気絵本作家ヨシタケシンスケ氏の共著『その本は』(ポプラ社)が刊行されることが決定した。偉大な2人のコラボレーションに、ネット上では早くも「おもしろそう!」「スゴい本になること間違いな…

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又吉直樹、『ぐりとぐら』が芸人への道しるべに!? 「第3回小学生がえらぶ!”こどもの本”総選挙」ベスト10結果発表! 1位は?

又吉直樹、『ぐりとぐら』が芸人への道しるべに!? 「第3回小学生がえらぶ!”こどもの本”総選挙」ベスト10結果発表! 1位は?

こどもたちに面白い本と出会える機会を作り、本をもっと身近に感じてもらいたいという思いから開催されている「第3回小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」(NPO法人こどもの本総選挙事務局)の結果発表会が、1月29日都内で行われた。 今回で3回目となるこの…

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表紙にはのんが登場!! 又吉直樹が小説の原点を綴りためたエッセイが文庫化

表紙にはのんが登場!! 又吉直樹が小説の原点を綴りためたエッセイが文庫化

本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を楽しむことができる、貴重なチャンスをお見逃しなく。 《以下のレビューは単行本刊行…

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芥川賞作家・又吉直樹の最新作『人間』。過去の作品にも見られた、根底に漂うテーマとは

芥川賞作家・又吉直樹の最新作『人間』。過去の作品にも見られた、根底に漂うテーマとは

“僕達は人間をやるのが下手だ。” 又吉直樹さんの最新作『人間』(毎日新聞出版)発売時のキャンペーンでは、帯にも書かれたこの言葉をTシャツにプリントした書店員が店頭に立ったそうだ。 又吉さんのデビュー作であり、芥川賞を受賞した『火花』(文藝春秋)…

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又吉直樹×堀本裕樹『芸人と俳人』が文庫化! 最果タヒによる巻末エッセイが追加収録!

又吉直樹×堀本裕樹『芸人と俳人』が文庫化!  最果タヒによる巻末エッセイが追加収録!

春夏秋冬を表す季語を必ずどこかへ入れ、五七五で作られる有季定型俳句は、季語のない川柳や文字制限のない自由律俳句に比べると急にハードルが上がった気にさせられる。しかも「~かな」や「~けり」など、普段は使わないような言い回しや、「え、これって…

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誰だって、自分を「演じている」。ニューヨークを舞台に描かれる“超自意識過剰青年”の顛末とは?

誰だって、自分を「演じている」。ニューヨークを舞台に描かれる“超自意識過剰青年”の顛末とは?

「誰もが皆、この世界という舞台で、それぞれの役割を演じている」。 『舞台』(西加奈子/講談社)は、自意識過剰でめんどくさい青年が、ニューヨークでの「事件」をきっかけに「世界の見方」を変える、笑えて切ない成長物語である。 29歳の葉太は、父親の遺…

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あなたが子どもの時、言葉にできなかった「モヤモヤ」が物語としてよみがえる! 西加奈子『円卓』3つの読みどころ

あなたが子どもの時、言葉にできなかった「モヤモヤ」が物語としてよみがえる! 西加奈子『円卓』3つの読みどころ

『円卓』(西加奈子/文藝春秋)は、祖父母と両親、そして三つ子の姉たちに愛されて育った末っ子でありながら「孤独」を愛し、大らかで優しい家族たちを「凡人」「阿呆」と蔑む、偏屈で口の悪い小学3年生の女の子、渦原琴子(うずはら・ことこ)――愛称「こっ…

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