「私、余命ゼロなんだ」ベストセラー『君月』のコミカライズがついに完結! その裏側にある、もうひとつの友情物語
『君は月夜に光り輝く』(マツセダイチ:著、佐野徹夜:原著、loundraw:イラスト、デザイン)
月の光を浴びると身体が光り輝く「発光病」に侵された少女まみず。余命ゼロという彼女に代わって“死ぬまでにしたいこと”を実行していく卓也。姉の死によって生きることに実感を持てずにいた卓也は、まみずに惹きつけられる。この感情は恋なのか、それとも――。
社会現象とも呼べる大反響を巻き起こした佐野徹夜さんのデビュー作『君は月夜に光り輝く』。永野芽郁さん、北村匠海さん主演で実写映画化されたのも記憶に新しく、本誌でもマンガ版が好評連載された。
コミカライズを手がけたのは、『Re:ゼロから始める異世界生活』シリーズで知られるマツセダイチさんだ。この名を聞いて、佐野徹夜ファンならぴん、とくるかもしれない。というのも〈大学時代にプロデビューした友だちのマツセくん〉として、佐野さんのインタビューなどにマツセさんはたびたび登場するのだ。
学生時代からの友人同士であり、一方は小説家、一方はマンガ家を目指して切磋琢磨し合い、いつの日か共作したいという夢をふたりは『君月』でみご…