「BOOK OF THE YEAR 2022」ランキング1位 担当編集者インタビュー/コミック部門 『SPY×FAMILY』担当編集・ 林 士平
『ダ・ヴィンチ』2023年1月号の特集は、本年の「本のランキング」を投票で決める「BOOK OF THE YEAR 2022」。ダ・ヴィンチWEBではこの特集に連動し、ランキング1位に選ばれた作品を担当する編集者へのインタビューを実施。 コミックランキングで1位を受賞した『SPY×FAMILY』(遠藤達哉)の担当編集、林士平さんにお話を伺った。
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(取材・文=許士明香)
「BOOK OF THE YEAR 2022」のコミックランキングで頂点に立った『SPY×FAMILY』。『少年ジャンプ+』で連載され、瞬く間に多くの読者の心をつかんだ本作は、TVアニメ化でさらなる注目を集め、発行部数2650万部を誇る大人気作品となった。担当編集者の林士平さんは、この現状を「運がよかった」と語る。 「もちろん遠藤達哉さんの紡ぐ物語の面白さや、圧倒的な画力が大きな理由です。でも、それは僕が遠藤さんに出会った頃からあるものなんです。遠藤さんはネームの端々にまで気を遣うし、キャラクターをデザインする力が凄まじい。その凄さはマンガ家の間では周知のことで、…