杉野遥亮「初の舞台に挑む自分のなかからは葛藤や揺れも生じてくる。そんな内面を同じ空間で共有しつつ、心の奥底を揺り動かす“家族”の姿を目撃してほしい」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。
20世紀アメリカ演劇を代表する劇作家ユージン・オニールによる自伝的傑作の舞台『夜への長い旅路』に出演する杉野遥亮さん。毎月3人の旬なゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、雑誌『ダ・ヴィンチ』の巻頭人気連載「あの人と本の話」に登場してくれました。初の舞台作品となる本作への思い、そして昨年の自粛期間中、ひたすら読み続けていたという、少年マンガの金字塔に寄せる想いを伺いました。
「これまで『ONE PIECE』読んできたことがなかったんです。けれど昨年のコロナ禍による自粛期間中、ぽっかり時間が空き、『鬼滅の刃』全巻一気読了の勢いで、“そうだ、この機会に『ONE PIECE』を読んでみよう!”と。そうしたら止まらなくなっちゃって、朝から晩までひたすら読み続けていました。1週間くらいで90巻越えを制覇し、『週刊少年ジャンプ』の連載に追いつきました。連載中のワノ国編、大好きです!気づけば今、一番、好きな作品です。カイドウとビッグマムが戦…