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パウロ・コエーリョ

職業・肩書き
作家
ふりがな
ぱうろ・こえーりょ

「パウロ・コエーリョ」のおすすめ記事・レビュー

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不倫に溺れる女性たち。「女の本当の幸せ」とは何か?

不倫に溺れる女性たち。「女の本当の幸せ」とは何か?

『不倫』(パウロ・コエーリョ/KADOKAWA)

 昨今世間を賑わせた不倫騒動。 幸か不幸か、その真っただ中で発売されたのが、パウロ・コエーリョ著『不倫』だ。

『ベロニカは死ぬことにした』にて女性の細やかな心情と取り巻く環境を描写したコエーリョ。本作もまた女性を主人公に、衝撃的なテーマで物語を展開していく。

 結婚10年目。31歳。裕福で自分を心底愛してくれる夫、かわいい2人の子供、何不自由ない生活を送るキャリアウーマンの「リンダ」。しかし仕事のあるインタビューをきっかけに、彼女の心の中にひとつの疑問が生まれる。「―これでいいの?」

 そんな時、彼女は昔のボーイフレンドであり、魅力的な若き政治家「ヤコブ」に出会ってしまう。自分の人生にわずかな綻びを感じていたリンダの手を引くように彼は言う。「君は幸せなのかい?」と。 その日を境に、リンダはヤコブとの禁断の関係がはじまる。許されないことと知りつつ不倫に溺れていくリンダの運命は……

   本作の見どころは「何不自由ない生活を送っている」と自分で語るにも関わらず、禁断の関係に溺れていく女性のリアルな心情の変…

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過ちを犯すことは悪なのか? ベストセラー作家パウロ・コエーリョの新作テーマは「不倫」

過ちを犯すことは悪なのか? ベストセラー作家パウロ・コエーリョの新作テーマは「不倫」

 今年は何かと「不倫」が話題になる。それは洋の東西を問わないようだ。

 『星の巡礼』、『アルケミスト』、『ベロニカは死ぬことにした』など世界的ベストセラーを次々と放つブラジル人作家パウロ・コエーリョの最新作『不倫』(KADOKAWA)が発売された。

 同書は2014年にブラジルで出版されて以降、世界各国で翻訳され、すでに300万部を超える大ベストセラーとなっているが、その翻訳版が今年発売されるというのは何ともタイミングが良いというか、不思議な巡り合わせを感じざるをえない。

 タイトル通り、同書のテーマはずばり「不倫」。主人公のリンダはスイスのジュネーブに住む三十代の女性で、容姿端麗、優しく裕福な夫、二人の子ども、ジャーナリストとしての恵まれた仕事と幸福を絵に描いたような生活を送っているが、とある取材を機に自分の人生に疑問を持つこととなる。自分は人生に危険を冒すことを恐れ、日常生活に追われてすべてに鈍感に。気がつけば、結婚生活にも情熱は感じられない。日々の感動も喜びも消え去り、この孤独感はだれにも理解してもらえない、とリンダは絶望し始めていた。

 そんなと…

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注目の新刊 『ヴァルキリーズ』 ダ・ヴィンチ2013年4月号

注目の新刊 『ヴァルキリーズ』 ダ・ヴィンチ2013年4月号

『アルケミスト』の執筆後、師に守護天使と会うという課題を与えられたパウロは、「ヴァルキリーズ」という女性集団と過酷な砂漠の旅を続けていた。彼女たちは天使と会う条件を知っているというのだが……。世界中で愛読されているデビュー作『星の巡礼』の続編が登場。

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「パウロ・コエーリョ」の本・小説

マクトゥーブ   賢者の教え

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作家
パウロ・コエーリョ
木下 眞穂
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2011-03-01
ISBN
9784047916401
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パウロ・コエーリョ 賢人の視点

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作家
パウロ・コエーリョ
飯島 英治
出版社
サンマーク出版
発売日
2021-05-18
ISBN
9784763138675
作品情報を見る

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