“残念バカ男子”の青春無駄遣いラブコメがついに完結!『恋に無駄口』12巻に「さいっこうだった」「ありがとう無駄部」とファンしみじみ…

マンガ

更新日:2023/10/12

恋に無駄口
恋に無駄口』12巻(福山リョウコ/白泉社)

 2023年9月20日(水)、福山リョウコの人気マンガ『恋に無駄口』最終12巻が発売された。4人の“残念バカ男子”が紡ぐ青春無駄遣いラブコメは、今巻をもってついに完結。SNS上には、感慨にふける読者が続出している。

 同作は、イケメンだけど中身が残念な男子4人組の恋と友情を描いたラブコメディ。累計200万部突破の話題作『覆面系ノイズ』を手がけた作者の新作ということで、連載開始当初から大きな注目を集めていた。

 また2021年には、小野賢章や花江夏樹を始めとした人気声優を起用してボイスドラマ化。さらに2022年4月からはテレビ朝日系列で実写ドラマ化されるなど、多数のメディア展開も果たしている。

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 物語の主要人物は、元女子校に入学してきた“顔だけはいい男子”たち。仁科悠里、志田葵、各務ましろ(シロ)、真山深(マヤ)の4人は、無形文化遺産代行保存部――通称「無駄部」として、くだらないテーマを検証してSNSにアップしたり、無駄口を叩いたりと、貴重な高校生活を無駄遣いしていた。果たして4人のもったいない青春の行き着く先には、何が待っているのだろうか。

 そんな“残念バカ男子”たちの物語が、ついに完結を迎えた最新12巻。間近に受験を控える仁科がいい感じに追い詰められる一方、3人は“ある秘密”を切り出せずにいる。実はマヤが肩の手術と進学を理由にアメリカへ旅立つことが決まっており、しかも出発まで1週間を切っていたのだ。勉強に励む仲間への配慮で伝えられずにいたのだが、その話を仁科が偶然聞いてしまい…。

 横道に逸れながらも、なんやかんや学園生活や恋など青春を駆け抜けた「無駄部」の面々。それぞれの夢に向かって進む道も決まり、ついに卒業式を迎えることに。そしてラストには、立派に成長した4人の姿も描かれているのでぜひ注目してもらいたい。

 一方で「無駄部」たちとの別れが訪れたことに、寂しさを覚える読者も少なくない。SNS上では、「11巻の中盤から感動続きで涙腺崩壊気味でしたが、12巻の最後読み終わったら自分がめちゃくちゃ笑顔でびっくりしました」「さいっこうだった…。愛おしい…。ありがとう無駄部」「あぁ、青春が過ぎて行くのは早い! 無駄部のみんな、お疲れ様!」「尊い作品をありがとうございます」などと、労いと感謝の言葉を送るファンが続出している。

 かくして大団円を迎えた「無駄部」による青春の無駄遣い。残念男子だった彼らが、どんな夢に向かって走り出したのか…。途中で離脱してしまったという人も、完結を機にもう一度読み返してみてはいかがだろうか。

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