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芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚

芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚

芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚

作家
澤西 祐典
柴田元幸
畔柳和代
岸本佐知子
藤井光
西崎憲
都甲 幸治
大森望
若島正
谷崎 由依
森 慎一郎
出版社
岩波書店
発売日
2018-11-22
ISBN
9784000613040
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芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚 / 感想・レビュー

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りつこ

芥川龍之介が旧制高校の生徒のために編んだ英読本を芥川研究者の澤西祐典さんと柴田元幸さんで選び翻訳し直した作品集。古風な作品が多いが、奇想短編に飽きた読者にはむしろ新鮮。オスカー・ワイルド「身勝手な巨人」、ダンセイニ卿「追い剥ぎ」、スティーヴンソン「マークハイム」、ビアス「月明かりの道」、マシューズ「張り合う幽霊」、ウェルズ「林檎」、ビアボーム「A.V.レイダー」、ブラックウッド「スランバブル孃と閉所恐怖症」、オサリヴァン「隔たり」、グッドマン「残り一周」がよかった。芥川の「馬の脚」もよかった!

2019/03/14

踊る猫

あまり前のめりになって読み進めることが出来なかった。今でもなお読むに耐え得るアクチュアルな作家を選んでいるところは流石芥川といったところだが、それでも「今」を生きる選者が編んだアンソロジーの方が数倍面白いと思ってしまうのはこちらの哀しい性/限界なのか。駄本というわけではないが、もう少し色気のあるアンソロジーの方が楽しめる。その意味では私は(解説でも指摘されているが)芥川にボルヘス的なものを感じる。ボルヘスも色気がなくて個人的にはそんなに前のめりになって読むことが出来ない作家なので……とまあ、複雑な読後感が

2019/02/07

有理数

素晴らしいアンソロジー。芥川龍之介が当時、高校生のための英語副読本として英米の短編を集めて刊行。今回はそこからさらに面白いものを選んで収めている。驚くのは本邦初訳作品の多さ。読み終えて「面白い!」と膝を打ったものが、実は100年近く未訳だったりする。「こんなに面白いのに!?」という驚きが続く。超常現象、幽霊譚から、人間心理、恐怖症まで。知った名前から知らない名前まで。芥川作品も数作収められていますが、これも佳い。年始から大変いい一冊を読んだ。今年はアンソロジーをたくさん読むか!

2019/01/23

スターライト

芥川については、教科書に載ったごく一部の作品(いわゆる王朝もの)でしか知らないが、とてつもない(かつ速読の)読書家であることを寡聞にして知らなかった。しかも、怪異・幻想の物語を愛し、そのアンソロジーまで編んでいたとは!充実した翻訳陣による訳文で甦る名品の数々を楽しめる本書は、芥川龍之介ファンならずとも手に取って堪能してほしい幻想怪奇入門書となっている。

2019/03/09

Susumu Kobayashi

芥川龍之介が旧制高校向け副読本として英米短篇を選んで編んだ原文によるアンソロジーThe Modern Stories of English Literature全8巻の中から選んで翻訳した作品を収録している(本邦初訳十一編を含む)。巻末には芥川自身の翻訳二編と創作「馬の脚」(芥川がこんな愉快な作品を残していたことを初めて知った)が付いている。題名には怪異・幻想譚とあるが、中には例外もある。アーヴィン「劇評家たち」は風刺作品。ユーモア怪談のブランダー・マシューズ「張り合う幽霊」は本邦初訳だったのか。

2019/02/26

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