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主殺し よこやり清左衛門仕置帳 (角川文庫)

主殺し よこやり清左衛門仕置帳 (角川文庫)

主殺し よこやり清左衛門仕置帳 (角川文庫)

作家
平谷美樹
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-10-24
ISBN
9784041088180
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主殺し よこやり清左衛門仕置帳 (角川文庫) / 感想・レビュー

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やま

よこやり清左衛門仕置帳シリーズの2作目。2019.10発行。字の大きさは、中。南町奉行・鳥居耀蔵は、蘭学者を取り締まるため紀野俣清左衛門の支配下にある小伝馬町の牢屋敷の東西大牢の牢名主を殺し、新たな牢名主を入れようとするが失敗する。こたび蝋燭問屋・西野屋の主・勝右衛門を殺したかどで手代・茂松が南町同心に捕まるが、清左衛門は茂松は犯人でないと思い、新犯人を探し出す。牢屋同心・鍵役助役の進藤政之輔の成長が著しい、そして、北町奉行・遠山金四郎、火付盗賊改方の同心・坪井信八郎と清左衛門の悪友が脇を固める。次回は…

2020/01/04

タイ子

このシリーズ、何だか面白くなってきたな。登場人物たちの人となりが判って来たからだろうか。よこやり清左衛門の助役の政之輔が良い役割をしている。清左衛門の娘に片想いで2人の仲の進展も気になるところ。清左衛門の強い味方が火盗改だったり、遠山の金さんだったりするのでそこはチャンチャン!と手打ちになるので安心。が、そこにいつも立ちはだかるのが鳥居耀蔵。時代小説には欠かせない嫌われ者。陰で蠢く輩たちが今後どう動いてくるのか、楽しみな作品。

2019/12/24

真理そら

平谷作品としては珍しく?情感溢れる物語だった。鍵番助役・進藤政之輔のやや無神経な天真爛漫ぶりがかわいい。詰所での推当話の盛り上がりも楽しい。遠山の金さんも鳥居耀蔵も火盗改の坪井もキャラがたっていていい。甚三郎はいいキャラなので次回も引き続き登場してくれるといいなあ。

2019/10/26

kei302

なぜ出世したのか分からない新人牢屋改め:政之輔(16歳)当人は自信アリと両親、敵の岸井母子、新乃助とすえ母子、それぞれの親の子への想い、子の親へのいたわり等が細やかに描かれているのが好みのシリーズ。対して、タイトルの“よこやりの旦那”清左衛門、遠山の金さん、鳥居耀蔵、火盗改め坪井たちの腹の探り合いや駆け引き、互いの立場上のバランスの取り方など、清濁併せ呑む感が面白い。主殺しは死罪なのだが、悪を成敗とか勧善懲悪で終わらないのも好み。

2019/12/15

さくさくと♪1作目より楽しみました、政之輔さんとそのパパと甚三郎さんがイキイキしてきました。そして、この時代モノに付きものの鳥居氏ですよ~、この作品では、やや悪いヒトくらいかなぁ。実際の彼は、どんな人物だったんでしょう???

2021/05/04

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