KADOKAWA Group

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虚魚

虚魚

虚魚

作家
新名智
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-10-22
ISBN
9784041118856
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虚魚 / 感想・レビュー

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starbro

毎年、横溝正史ミステリ&ホラー大賞大賞受賞作は楽しみにしています。本書は、凄く怖くはありませんが、そこはかとない怖さ、最後までゾクゾク感がありました。選評にもあったように、怪談師が怪談を語るシーンは欲しかった気がします。怪談師という職業は実在しているんですね。デビュー作にしては、クオリティが高いので次作にも期待です。 https://awards.kadobun.jp/yokomizo/announcement/

2021/11/08

みっちゃん

登場するのは「体験した者が死ぬ怪談」を探す怪談師と「呪いか祟りで死にたい」と願う女の子。何故?掴みからそそられる。選評の有栖川有栖の「怪談をモチーフにしたミステリであり、ミステリとして読める怪談にもなっている」このフレーズがこの小説の本質を言い当てているね。それでいて、ひとの生きる悲しみとか怒りとか、あるいは心の結びつき、そんな細やかな感情も過不足なく描かれていて、とても好きな筆致。次も是非、読んでみたい。

2022/01/31

いつでも母さん

ホラー系は苦手な私だがそこまで(どこまで?)怖くない。やはり一番怖いのは生きてる人間だよね。第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作品。私が偉そうに言うのもなんだが、読み易くて完成度の高い作品だと感じた。巻末の選評まで読んでやはり!と納得。

2021/11/14

とん大西

数多の怪談や都市伝説の類いを絡ませたミステリーというのも斬新。怪談師三咲と同居人カナのどこか哀しくどこかドライなホラーツアー。巧い設定だなぁと感心しつつも着地点の見え辛さに苦慮。ちょいと消化不良ではあります。次作でたら再度トライしてみますが。

2021/12/03

モルク

第41回横溝正史ミステリー&ホラー選考委員絶賛の大賞受賞作。もう期待で胸が膨らむ。「怪談師」の三咲を主人公に、人を殺す事のできる怪談をさがす彼女と、呪いや祟りで死にたい同居人カナ。「釣り上げた人が死んでしまう魚」の噂を耳にし探りにいくが…あまり怖くはなかった。その中ではホテルの話がインパクトがあった。でも、全体的に私には合わなかった。選者の総評がおもしろい。

2022/03/18

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