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きみはサイコロを振らない

きみはサイコロを振らない

きみはサイコロを振らない

作家
新名智
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-05-18
ISBN
9784041135334
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呪われたゲームが巻き起こす死の連鎖。哀切な青春ホラーミステリー『きみはサイコロを振らない』新名智インタビュー

 ※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年6月号からの転載になります。

 個性ある書き手が次々にデビューし、盛り上がりを見せている国内のホラー小説シーン。新名智さんもホラー小説の新しい波を支えるひとりだ。“人が死ぬ怪談”にまつわる謎を描いたデビュー作『虚魚』と、失われた物語を扱った『あさとほ』。壮大深遠なテーマを瑞々しいテイストで描いた2作は、ホラーミステリーの新たな可能性を示してみせた。

 そんな新名さんが第3長編『きみはサイコロを振らない』で取りあげたのは“呪いのゲーム”の都市伝説。プレイすると死ぬというゲームをめぐって、不気味な事件が展開する。

取材・文=朝宮運河 写真=鈴木慶子

「もともとゲーム好きだったこともあり、ゲームとホラーを絡めた物語を書いてみようと思いました。ドアを3回ノックすれば現れるトイレの花子さんのように、怪談や都市伝説にはルールが決まっているものが多い。ホラーとゲームは相性がいいと思うんです」  主人公の志崎晴は、長野県の湖畔の町に住む高校生。いつもストップウォッチを持ち歩いている彼は、ボタンを押して出た数字で物事を決めてい…

2023/5/8

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きみはサイコロを振らない / 感想・レビュー

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starbro

新名 智、3作目、全作品読んでいます。本書は、呪いゲーム青春ホラーファンタジーの佳作でした。継続して読んで行きたい作家です。https://kadobun.jp/special/niina-satoshi/?_gl=1*s2w2ho*_ga*NDgyMDY1MjY0LjE2ODU5NTEzOTE.*_ga_H02HL8LWS9*MTY4NTk1MTM5MC4xLjAuMTY4NTk1MTM5MC42MC4wLjA.#offcanvas

2023/06/05

☆よいこ

YA。オカルトホラー▽高校二年の志崎晴(しざきはる)は、ポケットに入れたストップウォッチで出た数字で行動を決める。晴は、緘黙の同級生霧江莉久(きりえりく)に誘われ「呪いのゲーム」を探す手伝いをする。大学院生の雨森葉月(あめもりはづき)の元彼が遺したゲームをプレイした後、晴は黒い影に付きまとわれるようになる。呪いは伝染する。晴は小学校でいじめられ、リセットした中学で友人を亡くしていた。呪いのゲームの正体とは?▽呪いの原因を探るホラーミステリー。イマジナリー系かと思って読み始めたらガチオカルトでした。

2023/07/01

ひめか*

途中まで面白く読んでいたのに、後半からどんどん意味がわからなくなり、結末もすっきりしなくてしっくりこなかった。前半は明るい日常、後半からミステリーとホラー要素が強まっていく。晴と雪広と梨久は孤独であることで共通しており、登場人物は皆どこか似ている。わだかまりのあるまま雪広が亡くなり、晴は梨久とその友達の葉月さんと、"遊ぶと死ぬ"呪いのゲームを探すことになる。結局晴に迫る黒い影の正体は何だったのか。雪広なのかそうでないのかはわからない。ホラーとはいえそこまで怖くはないけど、前半の感じが好きだったかな。

2023/08/05

rosetta

★★★☆☆デビュー作も大して面白かった記録がない。小学校で虐められ自殺未遂まで起こした主人公晴を気遣い両親は中学で長野に移り住む。目立たず生きようとしていた晴だったが同級生の雪広に纏いつかれ次第に普通の中学生としての生活を取り戻していく。しかしある冬の日雪広は湖に落ちて死ぬ。高校生になった晴は同級生の莉久に頼まれ大学院生の葉月を手伝い呪いのゲームを探すことに。ホラーとしてルールがはっきりしているのは好みだけれど、伝染する呪いなのか雪広の恨みなのかが最後には曖昧になる。青春の切なさもあまり感じられなかった

2023/07/07

うまる

いや、結局何なの?前2冊が面白かったので、期待が高過ぎたんでしょうか。全然結末に至ってないと思うんだけど。呪いのゲームという要素は興味深いし、ホラーに高次元の話を持ち出した所は良かったと思います。でもゲームをやってるかやってないかなんて、屁理屈みたいだし。これまでの作品より、キャラがイマイチなのもノレない一因かな。とくに莉久が何で彼女なのかよくわかんない。全然イチャイチャしないし、声も聞かせないのに、彼女面すんなよと思ってしまった。宣伝文句に「泣ける呪い」ってあるけど、どこで泣くんだろう。

2023/08/14

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