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剣、花に殉ず

剣、花に殉ず

剣、花に殉ず

作家
木下昌輝
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-09-26
ISBN
9784041140475
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剣、花に殉ず / 感想・レビュー

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starbro

木下 昌輝は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 雲林院弥四郎、実在の人物で宮本武蔵のライバルと言う割には、影が薄い気がしました。著者としては、平凡な作品、本書では直木賞は受賞できません。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322304001096/

2023/12/04

hiace9000

関ヶ原後の幕藩体制未だ確立せざる混迷期、生き残りをかけ謀略と計略、讒言と罠の渦巻く時代を背景に、木下さんが迷うことなくエンタメを貫き描く歴史剣豪作品。剣の道に生きた雲林院松軒が息子、弥四郎は自らの剣と人生の答を求め、稀なる友誼を守るため戦に身を投じていく。名作『宇喜多』2作での確固たる歴史観、また『敵の名は宮本武蔵』での火花散る剣戟の迫力を掛け合わせた本作。歴史に翻弄される中で自己省察を繰り返しつつ高みを極めていく人物描きは木下作風の魅力。活劇的活写は、巧みなコマ割りで読ませる今村作風に軍配が上がるか。

2023/10/14

pohcho

鹿島新当流、一の太刀の伝承者を父に持つ雲林院弥四郎は、 宮本武蔵との運命的な出会いを経て、流派を離れて江戸へ。 仲間と自由に暮らす弥四郎は武家の少年・光に出会い、共に剣の腕を磨く。弥四郎と細川忠利との生涯に渡る友情を軸に、関ヶ原の闘いや細川家の話があり、後半は島原の乱が描かれる。天草四郎は奇想というか、木下さんらしいなと思った。自分の剣には殉ずるものがないと思い続けた弥四郎が最後にたどり着いた境地とは・・。弥四郎と光と武蔵。ラスト、子どもに戻ったような三人が印象に残った。

2023/10/17

ren5000

雲林院弥四郎って全然知らないけど実在した兵法家らしい。主人公が薄い分、まわりが細川忠興や宮本武蔵など有名どころを上手く絡ませて忠興の息子忠利との友情などなど面白いエンタメ剣豪小説でした。木下先生の著書には宮本武蔵の話が何作があるけどその本によって武蔵の印象が違うのもまた面白い。

2024/01/17

星落秋風五丈原

宮本武蔵最後の相手ですね。考えてみたら武蔵関連の本ってよく見ますね。皆人気。

2023/10/20

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