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死なないでいる理由 (角川文庫)

死なないでいる理由 (角川文庫)

死なないでいる理由 (角川文庫)

作家
鷲田清一
出版社
角川学芸出版
発売日
2008-12-25
ISBN
9784044075026
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死なないでいる理由 (角川文庫) / 感想・レビュー

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Gatsby

子供の頃から、「人間、どうせ死ぬのになんで生まれてきたんやろう?」と考えることがよくあった。鷲田氏の他の本で、「死ぬと分かっていて、なぜ人間は生きてゆけるのか、そういう根源的な問いに答えを出していくのが文学部というところだ」という大宅映子氏の言葉が引かれていた。文学部で学んだ私には明確な答えを出せたように思えないが、<わたし>は「他者の他者」としてある、ということばと、インターディペンデンスということばに、その答えを見いだせそうだ。扱うテーマは難解であるが、その内容は理解しやすい本である。

2012/07/15

スズコ

本当に多くの箇所に線を引きました。哲学を学んだこともないし、哲学書を真面目に読んだことがないのですが、書かれていることの多くが共感でき、また一考してみたくなる内容でした。その一方で、この本を読んでどこかに行けたか?と言うと少し違います。自分の引き出しにしまっていた考えを引っ張り出して言葉にして貰えたのは事実なのですが、引き出しが増えた、と言う訳でもなく、でも勿論言葉になっていなかっものを自分が考えたといつつもりはないです。素晴らしい哲学ってそういうことなのかも。死なない私はこの後どこに行くのでしょうか?

2015/11/30

mukimi

面白くてずんずん読めた。「幸福論は不幸の忘却であってはならないし、ありえもしない。」「ハウツー本は幸福を夢想することに足りているから退屈なのである。」私は底無しに明るいハウツー本を読んで明日も頑張ろうと思うタイプだが自分の不幸に関する屈折した諦めが明日への意欲になることもある。死、老い、ケアについて、日々の雑務に忘れ去りたくない考えを文章の中にたくさん見つけた。付箋だらけになった。あと二周くらい読みたい。次は能動的に考えながら。

2014/11/27

NOBU

自分の存在について考えさせられる。 でも、死なない理由は解らない…。 鷲田氏は弱者に対する視点が優しい。 「哲学クリニック」があったら行くよ、私は。

2011/03/05

overture

「わたし」というのは「他者の他者」としてある。そう感じる時、すぐに、そんな「わたし」は誰かのために何ができるだろうか、と考えてしまう。でも、「できない」という視点からも考えてみることだってできる。鷲田さんはいつも「こうすればいい」と歯切れのいいことは書いてくれない。「こうも考えられるよね」と見落とししてしまいそうになる視点を柔らかいことばで提出してくれる。そこが鷲田さんに物足りなさを感じる点でもあり、大きな魅力を感じる点でもある。

2011/09/18

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