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逢う (講談社文庫 な 41-8)

逢う (講談社文庫 な 41-8)

逢う (講談社文庫 な 41-8)

作家
中島らも
出版社
講談社
発売日
1999-08-01
ISBN
9784062646529
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逢う (講談社文庫 な 41-8) / 感想・レビュー

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hope

らもさんの対談集。対談相手:野坂昭如、チチ松村、山田風太郎、松尾貴史、ツイ・ハーク、井上陽水、山田詠美、筒井康隆。 このメンツでつまらないはずがない。僕史上最高の対談集。

2022/04/03

猫丸

対談集1996年。中島らもvs筒井康隆などという対談があったのだ。今回は文壇の大物(山田風太郎、野坂昭如、筒井康隆)や当時の幹部候補(山田詠美)が含まれる。ふだんの仲間(チチ松村、松尾貴史)との馬鹿話が減って、体制に取り込まれようとした時期であるな。ちょうど筒井の断筆宣言直後であり「笑いの根源は差別にある」とのらもさんの持論をぶつければアツい対談になったかもしれないが、ここはおとなしくしている。全体的に中島らも萎縮するの巻に見える。

2022/12/15

春風のぼる

『逢う』読了しました。対談集。僕的に大好きな人ばかり。山田詠美さんと、らもさんといえば、前田日明さんを思い起こしますが、エピソードに少しですが前田さん出てきます。

2018/09/30

西澤 隆

冒頭、野坂昭如との対談はいきなりの果たし状から。図書館の除籍本としてもらってきた1996年刊行のこの対談集はいきなりガツンと殴られる。なにせ野坂センセイは最初から組み合う気満々。大真面目に怒ってるわけではなく大いに面白がって挑発を連発。かえってらも氏のほうが挑発しながらも恐縮しているこのなんとも微妙な感じが楽しい。その後も登場する面々は四半世紀前の元気な頃の面々。やりとりに登場する他のひとの名前にもどこか戦後の匂いが漂うような「四半世紀前ってこんな時代感だったのか」があちこちに。今とはちがう「時代」だなあ

2022/09/22

2兵

鬼才・中島らもと八人の才人たちによる対談集。これがもうむちゃくちゃ面白くて、あっという間に読んでしまった。のっけからの野坂昭如との対談(というよりバトル)の迫力が凄まじく、最後のラッキョのオチまで含めて、よく出来たお話として読めてしまう(笑)。山田風太郎との対談は他でも読んだ記憶があるが、キッチュとの対談では、オカルトに関するエピソードにとにかく唸らされる。そしてラストの筒井康隆御大(当時は断筆中)とのやり取りが恐ろしく真面目で、差別用語やネタの盗用、言葉の使い方などについて、色々考えさせられた。

2018/08/25

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