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僕にはわからない (講談社文庫)

僕にはわからない (講談社文庫)

僕にはわからない (講談社文庫)

作家
中島らも
出版社
講談社
発売日
2008-10-15
ISBN
9784062761758
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僕にはわからない (講談社文庫) / 感想・レビュー

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kinkin

古本屋で読んだことのない中島らもの本を見つけるとつい買ってしまう。4章で構成されていて特に第一章は宇宙や生と死などについて書かれていて難解。いつもの中島らもの本は軽く笑わせてくれるものが多かったので氏の奥深さに気がついた。中盤に映画のことが出てくる。B級ホラーのファンであることは知っていたがわたしの知らない映画のことも出てきて楽しめた。エクソシスト2が好きというのは同感。4連休の1冊目。

2021/07/22

Shoji

波乱万丈なんだよな。確か、灘高出て大阪芸大出て、本書いて劇団を主宰して音楽活動とかもやってた変なオッサンなのだ。ヤク中(これは合法的な奴の筈)、そして筋金入りのアル中。なんたって、酔って転げて頭打って死ぬぐらい筋金入り。偉大なるオバカさんが書いた、この『僕にはわからない』なるエッセイ、読んでみましたが僕にも分かりませんでした。いや、書いてることは良くわかりました。作者の脳ミソの構造が僕にはわからないのである。実は、めっちゃ天才だったのではと思う。でも変なオッサンやったよな。

2022/02/19

黒猫

とにかく面白い。いろいろなことに興味を持たないとこんな幅広い分野のことをさらっと上手に語れないよなあと改めて尊敬。麻薬から心理学、大好きなプロレスまで。特にオススメなのが、「わるもの列伝」。タイガージェットシンが少年から「あ!タイガージェットシンだ!」と言われ、彼は悪役レスラーのタイガージェットシンになりきって前を歩く高校生に殴りかかった話。シンはプロ。(笑)わるもの度チェックも面白い。意外と悪いことをして来たもんだなあと痛感。しかし、社会の嫌な奴には悪いことをしなかった奴が多い。らも節全開。

2018/01/19

hope

★★★★ 再読だけど、かなり前だったので読メは初登録。わからないこと、怖いこととかを、らもさんは考える。『ガダラの豚』執筆に際してのアフリカ取材旅行話も興味深い。ていうか小説のまんま!昔の本だけど、らもさんの観察力やカンの良さは今読んでも惚れ惚れする。見識は林先生に匹敵すると思うね。バカな話にも深い話にも共感できて気持ちいい。 らもさんとお酒飲みながら話ができたら、本当に楽しいだろうなぁ。

2016/09/17

黒猫

再読。らもさんの興味が多岐に渡るということがよくわかる。まだ、ノストラダムスの大予言から10年も前になると、世間ものんびりしたものだった。しかし、この時から地球環境の破壊は叫ばれていて、それは日本の高度成長後同じ問題なんだろう。20年経っても。。らもさんが精神的に平常心であることがよくわかる。このあと、いかなる理由で酒やドラッグにハマッてしまったのか知りたい。らもさんに直接聞いてみたい。ってのは無理だから、中島らもさんの作品を読み進めたい。

2018/01/27

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