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賢治と妖精琥珀 (集英社文庫)

賢治と妖精琥珀 (集英社文庫)

賢治と妖精琥珀 (集英社文庫)

作家
平谷美樹
出版社
集英社
発売日
2023-08-21
ISBN
9784087445626
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賢治と妖精琥珀 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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さつき

人は死んだらどこに行くのか?愛する人に再び会うことはできないのか?最愛の妹の死に打ちのめされる宮沢賢治が仕事で樺太へ向かう。その懐中にはひょんな事から手に入れた妖精が閉じ込められた琥珀があり、得体の知れない男女に声をかけられ大冒険が始まります。怪僧ラスプーチンの登場には驚愕!派手な活劇と、妹の幻視、そして生と死の狭間で揺れ動く心。いろんな要素が絡まり合った展開をドキドキ楽しみました。

2023/10/20

ひさか

2023年8月集英社文庫刊。書き下ろし。琥珀という名前の妖精の話?と思っていたら、琥珀になっている妖精の少し不気味なお話でした…。この琥珀に操られる怪僧ラスプーチンと宮沢賢治と軍部の秘密機関が入り乱れての事件は不気味で騒々しいだけの世界でした。賢治の亡くなった妹のトシが出て来るシーンが、詩的で良かった。

2024/03/31

スプリント

宮沢賢治が主人公。相手がラスプーチンという中々のファンタジー設定。 本人に特別な力はなく、妖精琥珀を利用しながら苦難を脱する設定はよいと思った。

2023/11/26

ダイアナ

ふたつに割れた琥珀に閉じ込められた妖精-そんな奇妙なものを手にした宮沢賢治。その石を手に、仕事のために樺太を訪れる最中に奇妙な男女に出会い、その琥珀が持つ不思議な力と、割れた片割れを持つロシアの怪僧ラスプーチンが賢治の持つ石を狙ってやってくる話を聞き、国家機密の事件に巻き込まれていく…というなんだかとんでもない話。積読にしてたけど、早く読めばよかったーと思った。妖精琥珀が見せる幻想と、賢治が思う最愛の妹、トシへの想いが交差して不思議な感覚を覚える場面と、派手にやりあう場面、そして大正という時代→

2023/12/06

ふみえ

賢治には不思議な魅力があり、なんか手に取ってしまう。妹への切ないほどの想いが綴られる一方で、ラスプーチンとの対決。バカみたいで面白かった。妖精でも河童でもネッシーでも存在したらいいな。

2023/09/01

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