制服ぬすまれた (Flowersコミックス)
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「最高だった…」 『制服ぬすまれた』『ベランダは難攻不落のラ・フランス』に絶賛の声
『ベランダは難攻不落のラ・フランス』(衿沢世衣子/イースト・プレス)
漫画家・衿沢世衣子が描く『ベランダは難攻不落のラ・フランス』が2018年10月6日(土)に発売。10月10日(水)には同作者が手掛けた短編集『制服ぬすまれた』も刊行され、「10月は衿沢さん祭りだな! もちろんどちらも購入済み」「両作品とも最高だった…」と歓喜の声が続出している。 『ベランダは難攻不落のラ・フランス』のタイトルは、短編3作品の題名を組み合わせたもの。『ベランダ』はマンションが舞台で、主人公の女性がベランダ沿いにやってくる女子小学生と交流する物語となっている。『難攻不落商店街』は再開発される商店街に、海外から帰国した青年・モスと幼馴染たちが再集合するストーリー。『ラ・フランス』では、音楽会に出演する姉と姉の秘密を知ってしまう妹が登場した。 また同作品には、『リトロリフレクター』『夕べの音楽』などの衿沢が商業誌で発表した作品も掲載されファンは大興奮。「短編集が一冊でこんなに読めるなんて最高でしょ」「どの作品もシンプルなようで中身がぎっしり詰まってるから読み応え抜…
2018/10/14
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制服ぬすまれた (Flowersコミックス) / 感想・レビュー
緋莢
プールからあがった後、制服が盗まれたことに気づき、文化祭で使った衣装を着た少女。そんな少女と公園で出会った女性は、話を聞き、共に現場を見て、自分の気づいたことを口にする、というのが表題作。収録されている5編は、どれもミステリ風味があり、中には、かなりバイオレンスなものも。「カラスが鳴くから」がそれで、なかなか良い風で終わったな~と思ったら、ラストのコマのインパクトに言葉を失いました。一方、「ハンドスピナーさとる」も、ヤバそうな雰囲気からのそのオチか!と笑いました(続く
2019/01/16
akihiko810/アカウント移行中
日常に潜むミステリーを描く短編集。7/10点 表題作は女の子が制服を盗まれる話。かつて同じく制服を盗まれたことのある女警官と制服を探す。犯人が見つかり、女警官の元にも制服が返ってくる。自分が失くしていた青春時代を思い起こす…という話。 昔ツイッターでバズっていたらしい。 他の短編集もミステリ、というか事件仕立てになっていて、衿沢世衣子らしい青春のもやもやを描いた作品になっている。ただ、作品としては普通の出来か。
2020/12/05
kenitirokikuti
最近手にしていなかったフラワーズコミックス。90年代に『残酷な神が支配する』は買っていた。その後は西炯子などを▲この短編集、中身をチェックせずに買った。意外にも短編ミステリだった。表題作「制服ぬまれた」。育児休暇中の女刑事が、公園でしょんぼりしている少女(なぜかアイドル衣装)に声をかけると、きょうは学校のプールで水泳の自主練習したのだけど、帰ろうとしたら制服が盗まれていて仕方なくいま学祭で使った仮装コスを着ているのだという。聞き流して去ろうとした女刑事は過去に自分も同じ被害にあったことを思い出し…。
2018/10/16
れどれ
ノンジャンルの神妙。ミステリーだとかノワールだとかジュヴナイルだとかいった既存の遊星の引力にもおもねらず、自らの星をぎらぎら輝かせているその光のまばゆさ! まさしく目がくらむほど面白かった。描かれていない、省かれた場面に世界が広がっている感じ、40ページの短編なのに4000ページ分楽しめる。傑物による傑作短編集。
2018/10/30
allite510@Lamb & Wool
タイトル告知だけで反響があったという「ハンドスピナーさとる」の、推理している風だけど特に謎を解いているわけでもないという「無用力(無能力?)」ぶりがおかしかった。まさにハンドスピナー的。あと美人ヤンキーはええな。ミステリ風味の短編5編だが、一番犯罪性の無いものが一番良かった。
2018/10/20
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