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絆を紡ぐ :人情時代小説傑作選 (新潮文庫)

絆を紡ぐ :人情時代小説傑作選 (新潮文庫)

絆を紡ぐ :人情時代小説傑作選 (新潮文庫)

作家
池波正太郎
藤沢周平
滝口康彦
山本周五郎
永井路子
縄田一男
出版社
新潮社
発売日
2020-01-27
ISBN
9784101397368
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絆を紡ぐ :人情時代小説傑作選 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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マーブル

男は武士道に翻弄される。自ら望んだとしても、抗ったとしても。武に死ぬ。義に生きる。主君に従う。翻弄されるのは女も同じ。人は大きな流れの中では一枚の葉に過ぎぬ。歯を食いしばって抵抗しても、所詮は流れの中。五編の中で一番良かったのが滝口康彦の『仲秋十五日』。主君への忠。武士としての義。朋友との友情。妻子への愛情。比較できぬほどに大事な事々から受ける圧力。それを耐える背中。その指図ひとつで家来たちが命を捨てる殿様などにはわかるはずもない、下級武士の矜持と弱さ。その弱さをしっかりと受け止める女。

2021/09/14

ドナルド@灯れ松明の火

アンソロジは編者の力量とセンスによるところが大である。 今作は女性中心に強く生きるさまを描く。なかなか選ぶのが難しいとは思うが今一だった。

2020/09/19

Ryoichi Ito

好短編5篇。永井路子の「お江さま屏風」が一番面白かった。浅井長政とお市(織田信長の妹)の間に生まれたお江は「父の顔も知らず,母の愛も薄く,姉たちからは余計もの扱いにされ,最初の夫と娘たちは殺され…」2度目の結婚相手は秀吉の甥・豊臣秀勝,3度目の夫は江戸幕府第2代将軍となる徳川秀忠だった。秀忠との間に生まれた家光は徳川家の正室に生まれたただ一人の将軍になった。不美人でのろま扱いされたお江は最後に姉たちに勝った。戦国,波乱万丈の女の一生。これを短編にするのはよほどの手腕だ。

2021/02/14

あいし

時代小説アンソロジー。どの作家も初読みだったけど、時代小説に詳しくない私でも名前を知っている。短編で読みやすく、さすがと思える安定感で引き込まれた。時代が違うので今では受け入れられない理不尽や争いが切ないが、女性たちが自分らしさを貫いた清々しさが心地よかった。山本周五郎さんの『春いくたび』が好き。

2020/05/09

犬養三千代

池波、藤沢、滝口、山本周五郎、永井、五人の短編。、滝口康彦さん初読み。仲秋十五日、誤射で切腹とされた十七日。実はその二日前にもう決まっていたとのことを数年後に聞かされる。滝口さんの他の本も読みたい。あとの四人作家さんも久しぶりでした。

2020/08/23

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