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風と共に去りぬ 第2巻 (新潮文庫)

風と共に去りぬ 第2巻 (新潮文庫)

風と共に去りぬ 第2巻 (新潮文庫)

作家
マーガレット・ミッチェル
Margaret Mitchell
鴻巣友季子
出版社
新潮社
発売日
2015-03-28
ISBN
9784102091074
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ジャンル

風と共に去りぬ 第2巻 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ykmmr (^_^)

戦局はさらに悪化。その戦争に夫を奪われ、スカーレットは17歳の若さで未亡人となる。そして、アトランタに移り、メラニーとの生活をスタート。性格が全く真逆の2人。何とか折り合いをつけながらの生活。レットは冷静にスカーレットに戦局を諭し、熱烈なアプローチをするが、故郷を思うがゆえと南軍の躍進を信じ込んでいるスカーレットはまたまた、自分の思い込みで解釈する。しかし、実はレットの言う通り、タラはやられて屋敷も崩壊していた。スカーレットはそこに残り、タラを取り戻そうと決意する。

2021/12/06

Lara

短い結婚生活を終え、スカーレットは息子を出産する。17才の未亡人。南北戦争は激しさを増し、身近に迫る。アトランタへ移住し、メラニー等との生活が始まる。戦禍の中、荒稼ぎするレット・バトラーは巨万の富を築きあげ、世間からつまはじきされるが、プレゼントを持ってスカーレットに言い寄る。戦火はじりじりと近くに迫ってくる中、タラに戻る決心をして戻るが母は亡くなり、荒れ果てたかつての大邸宅もその無残さに、驚愕とする。

2021/11/07

優希

南北戦争が始まったことで、スカーレットが未亡人の型にはめられてしまうのが痛みに感じました。戦火の中、アトランタへ逃亡するスカーレット。レッド・バトラーの助けで故郷に戻ることができますが、その行動には、どこか強い本気を感じずにはいられません。

2019/01/07

びす男

戦況が悪化し、北軍が南部を侵し始めた。戦火はじわりじわりと彼女たちの故郷をなめまわし、やがて一気にのみ込んでしまう■少しずつ芯の強さを見せ始める、スカーレットの姿が読者の目を引く。わがまま放題な小娘の面影はない。男でもへたり込むような苦境に追い込まれて、彼女は立ち上がることを選んだ。「性悪な運命はときに彼らの首を折りこそすれ、ハートまでつぶすことはできなかった」■幸せな思い出は、すべて過去のもの。淑女として育てられたはずの双肩には、過酷な現実が負わされている。読み進めるにつれ、どんどん目が離せなくなる。

2018/04/27

巨峰

南北戦争は、徐々に厳しい戦況になり、スカーレットの男友達たちがつぎつぎに戦死する。ダンスのうまかった彼も、野遊びに誘ってくれた彼も、キスのうまかった彼も、手ひどく振り回した彼も。そして捕虜となり消息の途絶えたアシュレーの70歳の父までも、戦争に駆り出されてしまう。その中で生気の唯一あるのは斜めの姿勢を崩さなかったレッド・バトラー。そのレッドが南部の大義に目覚める場面が個人的には大きな山だと思った。第3巻以降、ついに大人となったスカーレットはどう生きるのか。

2015/12/20

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