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ららら科學の子

ららら科學の子

ららら科學の子

作家
矢作俊彦
出版社
文藝春秋
発売日
2003-09-25
ISBN
9784163222004
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ららら科學の子 / 感想・レビュー

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naginoha

読メ始めてから初めて途中で断念。ごめんなさい。本屋大賞の記念すべき初代ノミネート作品の一つということで読んでみた。タイトルから鉄腕アトムみたいのが登場する近未来ものかと思ったら、まさかの赤軍とか極左とかそっち系。そっち系だった人が中国に30年もおって日本に戻ってきて…と最初は面白そうだと思ったけど、過去形の文章と、過去と未来がごちゃ混ぜなのに違和感あったし、そっち系に親和感のある世代に共感を求めに来るような文章に、そっち系じゃない私は置いてけぼり。専門用語にも説明なし。時代ってこうも変わるんだね… -/5

2021/09/11

takaC

文庫より先に買っていたけど文庫よりだいぶ遅れてようやく読了。二読目の今回の方が面白く読めた気がする。切なさは同じくらいだったけれど。

2013/02/02

Toshi

30年前の学生運動のさ中、殺人未遂の罪から文化大革命が進む中国に逃れた主人公が、1998年の東京に戻ってくる。20代で時が止まったままの主人公が出会う変貌した街、闇社会、そして謎の女子高生。矢作俊彦ならではのハードボイルドな展開で描く、50代の「青年」の成長記。彼は人生を取り戻すことができるのか。多くの「読書メーター」の読者には馴染みの薄い時代背景、また全てを説明しない展開にレビューは今一つのようだが、スタイリッシュで、ちょっと演歌が漂うジャパニーズ・ハードボイルド、いいなあ。

2022/05/04

なつみかん

1970年の頃を日本の学生で過ごし、30年の中国暮らしの後の浦島太郎になった男の話を令和の今に読む。矢作さんの本は久しぶりで気になっていた一冊です。なかなか味わいを感じました。

2023/11/11

小葉

タイトルからSF系と思いきや・・・。でも考えようによってはタイムスリップものと言えるかも。1968年の東京から、中国の奥地での、情報を遮断された30年の空白を経て戻ってきた時の戸惑い。思い描いていた未来とのギャップ。  「猫のゆりかご」や「バルザックと小さな中国のお針子」を読んでいたことが読書の助けとなりました。(池澤夏樹「嵐の夜の読書」で紹介されていたので読んだ)

2010/06/03

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