ジャンル特化型 ホラーの扉: 八つの恐怖の物語 (14歳の世渡り術)
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ジャンル特化型 ホラーの扉: 八つの恐怖の物語 (14歳の世渡り術) / 感想・レビュー
absinthe
様々なジャンルから集めたアンソロジ。ギャーとなるグロい怖さは無いが、読んでる途中でだんだん不安が増していくタイプの心地よい怖さ。通勤時にさらっと読むのにちょうどよい分量。編者が言う程にはジャンル分けした意味はない気がするが。ジャンルごとに読みどころが解説される。最初は余計なお世話と思ったが、読んでみるとこれもまた良いかなと。
2024/01/22
☆よいこ
ホラー考察本。恐怖の根源を視点に判断し「5W1H」に分類する▽[みてるよ:澤村伊智]心霊ホラー[終わった町:芦花公園]オカルトホラー[さよならブンブン:平山夢明]モンスターホラー[告発者:雨穴]サスペンスホラー[とざし念仏:五味弘文]シチュエーションホラー[一一分間:瀬名秀明]SFホラー[学校の怖い話:田中俊行](実話系)怪談[民法961条:梨]モキュメントホラー▽各話に解説があり子供向けには最適。最終話が秀逸。豪華執筆陣、平山夢明は相変わらずグロ全開だけど好き。これなら中学生でもいける?大人にもおすすめ
2023/12/12
H!deking
おー、良いですね〜!夢さんの書下ろし目当てで買いましたがどれも面白かったです!夢さんのはもちろん2回読みました笑ホラーをジャンル別に分けてそれぞれ解説してるって感じですね。これならうちの息子も読めるかな〜?笑
2024/01/09
aquamarine
ホラーをジャンル別に分け、それぞれの書き下ろしと解説で構成された一冊。何気なく使っていた心霊、サスペンス、オカルトといった言葉がジャンルとして丁寧に解説されるのでとても分かりやすかった。これからホラーを読んでみようという人たち(子供に限らず)に参考になると思う。自分自身は実話系以外はどのジャンルもよく読んでいることに気づかされた。作品としては心霊ホラーの澤村さん、オカルトホラーの芦花さん、モンスターホラーの平山さんが 作家さんらしい色が特に出ていて好き。巻末のブックガイドに載った未読本もぜひ読んでみたい。
2024/03/20
がらくたどん
確か去年の秋は『ホロヴィッツ・ホラー』、そして今年は国産ホラーアソート。どちらも良くできたYA世代向けホラーの世界への案内状。本書はホラーで括られる物語を5W1Hの6類型に分けて当代ホラー作家の「書き下ろし」(←ここが凄い!)短編に「怖さのツボ」の解説をつけた超豪華版。対象年齢中学生の人気シリーズなので、ちゃんと怖くてドキドキできてそこはかとなく「人生」ってもんを垣間見せてくれる。作家さん達の「歓迎!中学生のみんな」的な熱い想いが伝わる気持ちの良い本。編者の「株式会社闇」さんのHPが素敵に怖くて驚いた♪
2023/12/02
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