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アンドロギュヌスの皮膚 (NOVAコレクション)

アンドロギュヌスの皮膚 (NOVAコレクション)

アンドロギュヌスの皮膚 (NOVAコレクション)

作家
図子慧
出版社
河出書房新社
発売日
2013-12-02
ISBN
9784309622248
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アンドロギュヌスの皮膚 (NOVAコレクション) / 感想・レビュー

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RIN

NOVAのアンソロジーで初めて知った作家さん。これはSFなのか微妙な感じ。殺し屋・三井がイケメンでめちゃくちゃ強くてクールで、もう映画みたい。言ってみればCIAのエージェントみたいだが、いかんせん舞台が日本だけにターゲットがちょっとしょぼい。ただ、本作の眼目はそこではなく、三井の出生、生い立ち、今、未来の謎を探す旅とでもいったライフヒストリー的なところ。みっちり書き込まれた小説なので読み応えがあった。

2019/09/03

キキハル

お久しぶりの図子さんは近未来物でした。女性と見紛う美青年の殺し屋と、人好きのする凄腕のハッカーを中心とした因縁織りなす物語。感染した子どもを隔離する地下のホーム。おぼろげな記憶と欠けた情動を抱える殺し屋は身体能力が高く、格闘技の試合は滑らかに踊るような迫力が満載だった。人を惹きつける魅力に溢れた彼が心を寄せた刑事の古見との場面は、ほんのりとした触れ合いが面映ゆく何かを期待してしまいそう。そして何より病気の子どもを思う親の愛情と、それ故の罪が重い懊悩を呼ぶ物語。意外と爽やかな読後感も良かった。

2014/03/04

だてまき( ˘ω˘)スヤァ

『冷酷な殺し屋か、現代の聖者か-。殺し屋と性悪ハッカー。二人を結ぶ、十年前の罪と罰。「ぼくのすべてをきみにあげるよ。幸せになる力をあげる」』この帯文とタイトルに惹かれて。久々の図子慧。近未来、天才ハッカー、哀しい過去を持つ美貌の殺し屋、二人を結ぶ医療研究機関、謎のウィルス感染、殺し屋に気に入られる善良な警察官、など大好きなアイテムが揃っていたが、余計な展開や説明が多すぎる。もっと人物中心がよかった。レフのイメージは多田由美の描く男性がピッタリ。アンドロギュヌス設定をもっと生かせられれば!

2014/05/06

にこ

お話の展開が気になって一気読みでしたが、よく理解出来ない部分も有りました。近未来の設定だったので、もっとすごい技術や医療が関わってくるのかと思ったのですが。三井や哲、有里の繋がり方が面白かっただけに、最後はちょっと拍子抜けでした。

2014/05/04

ハルト

読了:○ やはりこういう魅惑的で謎めいた美青年が登場してこそ図子さんの本領発揮だと思う。哲と有里の結びつきも好き。

2014/01/30

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