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ここだけのお金の使いかた (中公文庫 あ 98-1)

ここだけのお金の使いかた (中公文庫 あ 98-1)

ここだけのお金の使いかた (中公文庫 あ 98-1)

作家
アミの会
大崎梢
図子慧
永嶋恵美
新津きよみ
原田ひ香
福田和代
松村 比呂美
出版社
中央公論新社
発売日
2022-12-21
ISBN
9784122072916
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ここだけのお金の使いかた (中公文庫 あ 98-1) / 感想・レビュー

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ノンケ女医長

作品題名や帯には、これでもかというほど「お金」が披露されている。短編集そのものには、金銭について選り抜いた印象はあまり強くない。「二千万円の差額」は、当科的な疾患で、専門医の立場から読むと腑に落ちない描写が何点かあった。症状が改善していく経過や、当事者同士の遭遇も唐突で、違和感もある。「わらしべ長者のつくりかた」に描かれる、じいちゃんの言葉が本当に素敵で、じんわりと温かな気持ちに。仕事への向き合い方を、あんなに丹念に、分かりやすく教えてくれる人と話せる機会があるのなら、人生は好転すると思った。

2023/02/20

読書のーと

お金にまつわるアンソロジー短編集で、7編の物語を収録。 どの物語も楽しく読了💕 特に「一生遊んで暮らせる方法」「12万円のわんこ」「廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?」「わらしべ長者のつくりかた」が好き❣️ お金に対する考え方は人により様々だが、その使い道には、それぞれの価値観や心理、その時の精神状態まで反映されるのが面白い✨ 他の人には無駄に思えても、自分にとって有意義なら、それはきっと正しいお金の使い方なんだと思う🌟 でも目先のお金に捉われて、お金で買えない本当に大切なものを見失ってしまうのは怖い。

2023/11/26

ひさか

2022年12月中公文庫刊。新津きよみ百万円分の無駄 、原田ひ香一生遊んで暮らせる方法 、大崎梢12万円わんこ、永嶋恵美廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?、福田和代わらしべ長者のつくりかた、図子慧塾に行かない子どものための五つのクリンプス、松村比呂美二千万円の差額 、の7つのお金にまつわる書き下ろしアンソロジー。テーマがお金だからか、辛辣な話が多く、後味が悪い。その中にあって福田さんのわらしべ長者のつくりかたが唯一の前向きな話だが、対比の部分に無理やり感があり、話としては嘘っぽい味がした。

2023/03/19

のんちゃん

実力派女性作家集団アミの会の短編集。今回のテーマはお金。7人の先生方の中、図子慧さんが初めましてだった。どの作家さんもその作風通りのお話で、ある意味、安心して楽しめた。今回のゲストは大好き❤原田ひ香先生だったが、マイベストはハートフルなお話の大崎梢作品。お金の話って1番大事な事なのにちょっとタブー感もある。だから物語もバリエーション豊かに展開される。まだまだこのテーマでいっぱい、アミ会の皆さんには執筆していただきたい。少しミステリー要素もある話も含まれているので、そちらに期待の方にもおすすめの短編集だ。

2023/03/10

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/02/post-76ef07.html 七名の作家による「お金」にまつわる色々なお話しです。たかがお金、されど必要なお金。悲喜こもごもでした。

2023/02/05

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