これを読んだら連絡をください (光文社文庫 ま 15-4)
これを読んだら連絡をください (光文社文庫 ま 15-4) / 感想・レビュー
巨峰
厄介な小説ではある。年下の男性に振られた35歳の小説家は、彼と同年代の男性を主人公とした小説を書くため、大学に潜入し、幾人かの大学生を取材する。彼等に反発する自分と惹かれる自分。世代差だったり、年齢差だったり、性差だったり、、、小説家の創作過程を覗く愉しみはあるかな。何が事実で、何が創作か。作者にも、区分出来てない気がします。全編が、自分語りを装う小説もなかなかない気がするな
2011/05/01
なつ
何が嘘で何が事実か。読むのやめよう、、と思いながら最後まで読んだ。確かに「ヒリヒリ」するけど、もし、この話を友人にされたらそうなの?ぐらいで終わってしまいそう。わかるような、わからないような、不思議な気持ちのまま読了。
2016/07/25
紫の上
私と恋愛感が同じで、ひきこまれた。ちょっとひねくれた(笑)恋愛感を持っている人にお勧め
2010/01/06
\しおり/
何が本当なのか。「私」が忘れられない男を主人公にした小説。しゃべる犬。取材相手は大学生男子たち。枝村君も小林君も千葉君も同年代で同性なのにそれぞれみんなすごく違う。自分も若い男をこういう風に見るようになるのかと思ったら少し怖くなった。
2015/07/22
ばっは
改めて文庫本をかって再読。やっぱこれが一番好きだ(彼女の作品の中で)。何かを生み出すときの苦悩とかがよくわかる。この人の役者としての姿もみてみたい。
2009/09/30
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