貸し物屋お庸謎解き帖~五本の蛇目 (だいわ文庫)
貸し物屋お庸謎解き帖~五本の蛇目 (だいわ文庫) / 感想・レビュー
タイ子
シリーズ第3弾。江戸のレンタル屋に勤めるお庸。口は悪いが気風の良さと心根は優しい女性。品物を借りに来た客がどこか不審げな感じがすると後をつけて正体を探るのが陰間(ゲイ)たちの仕事。いやいや、物を借りて後をつけられたらたまったもんじゃないでしょうよ。と、思ってはいたがこれがなかなか訳ありが当たりだと面白くなる。稲荷のお狐様だったり、死んだ遊女に祟られたり(耳なし芳一に似てる)河童が馬を襲う話とか、怪異が次々出て来るので昔話の感覚。これらをどう解決していくのかが読みどころ。続編が楽しみ!
2023/08/16
真理そら
相変わらずお庸ちゃんは元気だけれど少し大人っぽくなったかも。荒っぽい言葉遣いがなんとなく粋に感じてしまった、慣れとは恐ろしいものだ。
2023/06/25
to boy
江戸の貸し物屋湊店両国出店の店主を巡るちょっとした謎解き物語。「無い物は無い」店に借りに来るお客についついおせっかいを焼いてしまうお庸。なんでこんな物を借りるのかの推理が冴えていて楽しい一冊。
2023/08/09
tomtom
お庸の口調にすっかり慣れてきてしまった。何日も見張ってまで、お庸の傷跡を見たがるその執念は何なのだろう。それにしても江戸時代の湯屋は混浴もあるし、お庸が裸を見られて泣くとは思わなかった。
2023/08/16
み
この作家さんの金魚さんもお庸さんも、言葉遣いに難アリですね。キャラとはいえ。お話しは、さくさくと楽しみました。
2023/11/23
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