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結婚とわたし (ちくま文庫 や-63-1)

結婚とわたし (ちくま文庫 や-63-1)

結婚とわたし (ちくま文庫 や-63-1)

作家
山内マリコ
出版社
筑摩書房
発売日
2024-02-13
ISBN
9784480439109
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結婚とわたし (ちくま文庫 や-63-1) / 感想・レビュー

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桜もち 太郎

なぜ山内マリコを読み続けるのか、容姿がタイプだから、そして読んでいて楽しいから。単行本での副題は「目指せ、家庭内男女平等!」、夫に長年にわたりフェミニズム教育を行う日々の過程が綴られているエッセイだ。我が家と比較してどうだろうと考える。同じ子供がいない、猫を可愛がる毎日、これは同じ。彼らは二馬力、我が家は一馬力、この差は大きい。作者は女性にとって結婚とは「基本的人権に抵触する根深い問題を内包している」と考えている。まだまだ発展途上なんだろうねこの国は。男性にとってありがたいシステムが構築されているからね。

2024/02/12

奏市

主に家事を夫婦で平等にせよとの主張で書かれたカップル→夫婦となった男女の女性側の日記エッセイ。読み始めた頃は自分は結構やってる方だなんて悦に入ってるとこもあったが、妻の巧妙な戦略により割合を徐々に増やされてきた事に気づかされる結果となった。その点ではこの夫婦と似たような経緯を辿ったと言える。色々良いように言われて旦那さんも大変だと思うが、なんだかんだ奥さんたちのやってる事は生半可なことではなく有難く思う。『ゴーン・ガール』とか『ラ・ラ・ランド』とか好きだった映画の話が出てきてと久々に映画を見たくなった。

2024/03/21

ちや

めちゃくちゃおもしろかったです笑 この本を手に取る人としては珍しいと思いますが、山内マリコさん初読みです。書店で見かけた時、かわいらしいカバーイラストとは裏腹に、「結婚の幻想をブチ破る、レジスタンス・日記エッセイ」の文字を見て即購入。というのも私自身が入籍したて。すべてが当てはまるわけではないですが、女性の心理としてはあるあるすぎて。痛快に夫を切りながらも決して馬鹿にすることなく、とても愛に溢れた作品でした。愛猫チチモちゃんの描写も素敵。いろいろ共感しながら、隣にいる人を大切にしたくなるエッセイ。

2024/03/31

うさぎや

目指せ家庭内男女平等!を掲げる作者が結婚してからのあれこれ。なんというか大変だ……

2024/02/19

こまいぬ

表紙買い。娘と私のパロディ風デザインがめちゃくちゃ可愛くて。山内マリコ、映画になったあの子は貴族を見たことはあるけど、多分読むのは初めて。同棲と結婚についてのエッセイ。山内さんご自身の、同棲を通しての夫との揉め事やムカついたことを赤裸々かつ惚気つつもムカつきがストレートかつ笑える感じに綴られている。日本でも男女平等がうたわれて程々に経つけど、その実内面にふかーく刻まれたイメージはなかなか抜けないよな〜と。付け加えるなら、基本ご夫妻は仲良しに見えた。仲良しでも腹立つという部分がキモかと思った。

2024/02/12

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