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風と木の詩 第10巻 (白泉社文庫)

風と木の詩 第10巻 (白泉社文庫)

風と木の詩 第10巻 (白泉社文庫)

作家
竹宮惠子
出版社
白泉社
発売日
1995-09-01
ISBN
9784592881605
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風と木の詩 第10巻 (白泉社文庫) / 感想・レビュー

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ちるるん

とうとう最終巻。当時ジルベールは結局オーギュなのか…とがっかりしたものだったが、時間が経って読み返すとまったく違う感想。ジルベールが馬車を見て思い出したのは幼い時代のオーギュとの幸せな思い出だけど、捻じ曲がった関係でもジルベールにとってオーギュは親のように大事な存在であり、「離さないで」と一番最後に願ったセルジュこそが、愛する人なのだと思えた。疎ましい身体を捨てて自由になった魂だけでセルジュの側にいられるのなら、普通に生きることが難しいジルベールにはその方が幸せな結末なのかもしれない。切ないなぁ(;_;)

2014/04/28

アイアイ

ロスマリネに密かに恋していたジュール、卒業後の再会で穏やかな二人を見れて良かった。 社会に出たロスマリネが振り返ってオーギュを少し許してるような発言に涙腺が・・!第3者には分からない複雑過ぎる愛だったオーギュとジルベール。30代になってみるとセルジュがモブのよう。 一番美しい時に死んだ彼は、思い出す者に風のように現れ欲情を狩りたてる永遠の魔性の天使になったのね。▽図書館

2016/03/24

ゆあん

図書館にて。怒涛の最終巻!そんな終わりかただったなんて!ジルはある意味幸せだけど、残されたセルジュとオーギュはかわいそうに…一生囚われるよね。でもオーギュはそれも幸せか。ジルにはどうやっても普通の幸せは築けないもん。セルジュには幸せになって欲しいけどなぁ。番外編のジュールとロスマリネもよかった。竹宮さんが男女だと当時描かせてもらえなかったから男にしたっていってたけど男女だったらどうだったのだろう?

2014/10/14

JUN+

【1巻~10巻までのまとめ感想】すごく古い作品でありBLの元祖的存在?の名作。表現はとても文学的で、良くも悪くもセリフが硬い。やりきれない思いが残って不意に涙が溢れたラスト。さかのぼって読み直したくなる反面、繊細すぎてしばらくもういいなって思ってしまう作品だった。

2013/09/25

ハルノ

漫画でこんなに泣いたのって初めてかもしれません。1巻から泣きそうになったのも初めてでした。いろんな思いが溢れてうまく言葉にできません。ただジルベールは決していい人生を送ったとは言えないけれど、オーギュとセルジュというふたりの人間に1番に愛されて、幸せ者だな、と思いました。魔性の美少年ジルベールの最後はあれでいいのでしょう。多分これから何回も読み返していくうちに感想が変わりそうですけどね……。

2010/11/23

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