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自分の時代の終わり

自分の時代の終わり

自分の時代の終わり

作家
宮崎哲弥
出版社
時事通信社
発売日
1998-08-01
ISBN
9784788798168
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自分の時代の終わり / 感想・レビュー

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がま

1996-97年の間の論考であり、酒鬼薔薇事件やオウム事件についての評論が多い。が、一番の読みどころは4章、宗教学者たちとの対談とラディカル・ブディズム宣言だろう。宮崎は大乗仏教中観派の「空」の思想を大悟することで死の恐怖を脱したという。龍樹の「中論」の哲学、その徹底した言語批判による「私」の非在性の論理は彼の思想の中核である。

2015/01/08

遠山太郎

宮崎さんお堅いのねと刊行から10年後の<私>は軽薄になってしまった。「媛交・オヤジ狩りは無倫理で同根」「子どもの実存すべてを抱きとめるような力量は持ち得なかった。」「個は自分自身のために存在しているのではのだ。誰からが必ず自分を必要としている。そうした思いだけが個を支える事が出来る」「良い子であることと善く生きることはまったく異なる」「近隣とコミュニケーションが断たれた家族はひたすら内閉し、密室化してしまう。コミュニティが関心配慮ケア避難保護説得勧告」「国家というリヴァイアサン・市場というビヒーモス」(1

2011/05/03

AK

仏教の入門書として。

2010/09/01

じょに

昔読んだのを引っぱり出して。宮崎のラディカルブッディズムには結構共鳴してしまうのよね。

2009/07/07

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