海へ向かう (ピュアフル文庫 ま 2-1)
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海へ向かう (ピュアフル文庫 ま 2-1) / 感想・レビュー
葦附
連作短篇集。全編すごく好みの話だったと思う。通読すると人生の話。■なにか……どこかでこれは読んだことがある……と思ったけど『川に飛び込む』はピュアフルアンソロジーで読んでたんですね。そうかそうか。アンソロジーのなかの一つとして読むのとではまた受ける印象違いますね。こっちで読んだときのほうがちゃんと受けとめられたような気がする。あるいは読むのが二回目なせいかもしれないけど。■一篇めと四篇めのリンクのさせかたがすごく好き。失うこと、年をとること、大切なものを傷つけてしまうこと、つまりはそれが私たちの人生なの→
2017/03/22
だけど松本
この内容でティーン向けの文庫なんだ、とちょっと驚き。私が十代の時は40おばさんの振り返りなんて読みたいと思わなかったなあ。
2020/07/29
あつこ
お父さんからの虐待、妊娠疑惑、年上の彼、心配の塊だったオッコちゃんが突然いなくなってしまった。大人になって偶然再会して、労わるどころか友達にすごい紹介をしちゃって、嫌われるかと思ったら大切に思ってくれたけど、ほとんどが嘘だったオッコちゃん。女子特有のものが見えた気がする。
2012/07/22
てまり
「人は川を下るように生きている」と思う作者の、あとがきが良かった。長い時間の中では、どうにもならないと思っていたことが、取り返せたりする。水量を増して太く大きくなった川ならば、大きな石を転がしもしよう、壁にぶち当たれば削り取って自分で道を作ることもできよう。心に残る表現だ。
2007/12/10
鮎
扱ってる内容は重いがさらっと読めた。
2012/09/02
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