病むアメリカ、滅びゆく西洋
病むアメリカ、滅びゆく西洋 / 感想・レビュー
がんぞ
左翼(無頼派)の訳者は「この本の見解には同意できない」と断っているが、そういう人が訳すのはどうかなあ。左翼には対立者の言い分を無視する「バカの壁」で自衛が多いが一線を画するならアメリカ保守の根底にある《民主主義への信頼》の構造を解明してほしかった。メキシコでUSAを「アメリカ」と言うと怒るそうだが資本主義の中心地でもジェンダーフリーとか多文化並列評価とかでアイデンティティーが失われる危機が感じられているようだ。その搾取するフロンティアは、国土が広大なアメリカと基本的に同じ住宅政策を採る《属国日本》の貧困。
2011/02/05
yooou
★★★★★
2004/09/11
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