疲れた日は「今日は寝る」と書くだけでいい。月収10万円が1400万円になった自分と向き合う習慣をつける「3行ノート」の魔法【後編】

ライフスタイル

2018/2/19

 4人の子どもを育てる月収10万円のシングルマザーが、たった2年で月収1400万円を稼ぐ起業家に。そんなおとぎ話のような夢を実現した藤本さきこさんが、もっともっと豊かな世界を見るため実践しているのが「3行ノート」の法則。誰でも簡単に、あっというまにザクザク稼げて幸せになれるという、その実践方法を大公開した『お金の神様に可愛がられる「3行ノート」の魔法』がこのたび発売された。これを記念して藤本さんから、ノートを書くときに陥りがちな失敗と、必要な心構えをうかがった。

ノートを「書く」だけで劇的に変わる!? たった2年で月収10万円から1400万円にUPさせた「3行ノート」の法則【前編】

①ノートはなるべく高価なものを

「ノートには自分の汚い部分もネガティブな感情もすべて書きなぐるから、安いものだと、ノートも自分自身もどうしようもないものに思えてきてしまう。だから、ちょっと高いなと思うものを、身銭をきって買ったほうがいいです。安物のピアスはすぐ失くすけど、高いものを大事に使うでしょう? それと同じで、ノートと一緒に自分にも愛着をもってあげてほしいと思っています。私はモレスキンのノートが大好きだから、そこに綴るペンもお気に入りを。“素敵な文具を使っている私”に酔っちゃうのはNGだけど、お気に入りを揃えていくと、書く時間があったかい幸せなものに変わっていくので、続けられます」

②自分に言い訳をしない

「“眠くてノートが書けなかった”“子どもの世話が大変だから”と続けられない理由を言う人がいるんですけど、それはできなかったのではなく、“睡眠を優先して書かなかった”“面倒くさくてやらなかった”が正解。だったらノートに一言“眠いから今日は寝る”と書けばいいだけ。そうすれば、眠るという願いも、ノートを続けるという願いも、どちらも叶えられますね。疲れた日が続くと、明日は書こうと義務になったり、逆に書かなくなったりしてしまいます。3秒でいいから自分と向き合う習慣をつけてほしいと思います。そして、自分はどうしたいの? 本当にそうしたいの? ということを、ここでもしっかり明らめてください。言い訳しながら眠ること? 子どものせいにすること? 違いますよね。ノートは修行じゃないので、できない日はできなくてもOK。だけど言い訳している限り絶対に自分は変わらないし、続けられないのです」

③まずは何気ない感情を書きだすところから始めて

「実際、真っ白いノートを目の前にすると、何を書いたらいいかわからないという人。まずは、イラっとしたとかムカついたとか、自分の何気ない感情を書くところから始めてください。それが日常に一切ないなんて人はいないと思うので。どうしてイラっとしたんだろう、何にムカついているんだろう、自分はなにを考えているんだろう。その一つ一つを自分に問い続けていくだけです。ノートは誰に見せるものでもないのだから、物理や数学みたいに手順よく書く必要なんてありません。私の本に掲載している例を見てもらえばわかるように、ぐちゃぐちゃと書きなぐっています(笑)。あとから読み返した自分にさえ、わからないものだって別にいいんです。その時感じた気持ちをそのまま書き出して、自分の中身を整理するのが何より大事なことなんです。自分のモヤッとした気持ちを頭や心の中にしまっておかず、文字という形にします」

④幸せの定義は人によって違う

「かつて私は、『こんなのは本当の私じゃない』『もっと素敵なところに行けるはず』と思いながら脱出できずにもがいていました。だったら本当の私って何? と自分に向き合ってみたら、そもそも『幸せ』をすべて他人目線でジャッジしていたんだなと気がつきました。幸せな結婚をして、年収がいくらで、いい車に乗っていて、友達にいっぱい囲まれて。SNSでいいねがつくような生活こそが幸せだと思っていたから、そこから外れると落ち込んでいた。でも明らめて見たら、私、本当はそんなものがほしいわけじゃなかった。誰かの目指す幸せは必ずしも自分の『幸せ』とは一致しないってことが、ノートを書くうちにみなさんもきっと気づけるはず。子育ても同じで、素敵なママだと思われたい気持ちが強すぎると、子どもを叱ったあとに自己嫌悪に陥る。それって『素敵なママ』の幻想を勝手に設定していただけ。『いつもニコニコ、子どもには寛容なのがいいママ』なんだって。誰かの目線を気にして、いちいち自分を責めるのはもったいないです。自分が思う本当の幸せを、ノートを使って導いてみてほしいです」

⑤自分の意志で「決める」

「時々いらっしゃるんですが、成功者の書いた本を読めば私の人生が変わる、なんて思っている限り、なにひとつ変わりません。昔の私がそうでした。何この本、なんの役にも立たないじゃんって自分を棚上げして文句ばかり言って。だけどあなたが本当に変わりたい、今の自分をもっとよくしたいと思うなら、どんな本からも得られるものはあるはず。また、ノート書けば自分らしく生きていける、というわけでもありません。自分らしく生きていくと決めたから、そのためのお手伝いにノートを使うんです。自分の人生に肚をくくると、人生はあっというまに豊かなものへと変わっていきます」

取材・文=立花もも 撮影=内海裕之