第159回芥川賞は高橋弘希の『送り火』に、直木賞は島本理生の『ファーストラヴ』に決定!
更新日:2018/7/18
第159回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月18日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川賞」は高橋弘希の『送り火』に、「直木賞」は島本理生の『ファーストラヴ』に決定した。
【第159回芥川賞受賞作品】
『送り火』(高橋弘希)

東京から山間の町に引越した中学三年生の歩。うまくやってきたはずだった。あの夏、河へ火を流す日までは。
<プロフィール>
高橋弘希(たかはしひろき)●1979年青森県十和田市生まれ。2014年「指の骨」にて第46回新潮新人賞を受賞。
【第159回直木賞受賞作品】
『ファーストラヴ』(島本理生)

絶対君主”だった父を殺した娘が抱えていた思いとは? 「家族」という名の迷宮を描く長編小説。
「この世界で、人はレールからはずれることができず苦しみ続ける。
涙を流さずに泣くことの意味を、僕はこれからも考えていくと思う。」俳優・坂口健太郎
<プロフィール>
島本理生(しまもとりお)●1983年東京都板橋区生まれ。都立新宿山吹高等学校に在学中の2001年に「シルエット」で、第44回群像新人文学賞の優秀作を受賞し、デビュー。06年立教大学文学部日本文学科中退。
■第159回芥川賞候補作品
・古谷田奈月『風下の朱』(早稲田文学初夏号)関連ニュースはこちら▶芥川賞候補作を含む超弩級の新星が放つ奇跡のカップリング小説集がいよいよ発売! 古谷田奈月『無限の玄/風下の朱』
★高橋弘希『送り火』(文學界五月号)
・北条裕子『美しい顔』(群像六月号)
・町屋良平『しき』(文藝夏号)
・松尾スズキ『もう「はい」としか言えない』(文學界三月号)
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■第159回直木賞候補作品
・上田早夕里『破滅の王』(双葉社)
レビューこちら▶精神を蝕まれた科学者が仕掛けた、謎の細菌「キング」による世界の改革。人類が選択するのは、破滅への道か……!?上田早夕里『破滅の王』
・木下昌輝『宇喜多の楽土』(文藝春秋)
・窪美澄『じっと手を見る』(幻冬舎)
★島本理生『ファーストラヴ』(文藝春秋)
・本城雅人『傍流の記者』(新潮社)
・湊かなえ『未来』(双葉社)
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