不倫中に見た仏像の中指に着目したエロティックな理由とは? 読むと無性に美術館に行きたくなる原田マハの新作短編集『黒い絵』
原田マハ氏の小説を読むと、無性に美術館に足を運びたくなる。その作品のほとんどに、ゴッホやセザンヌなど実在した画家が登場したり、アートにまつわるうんちくが語られたりするからだ。だが、6本の短編を集めた『黒い絵』(講談社)は「ついに封印が解かれ…
原田マハ氏の小説を読むと、無性に美術館に足を運びたくなる。その作品のほとんどに、ゴッホやセザンヌなど実在した画家が登場したり、アートにまつわるうんちくが語られたりするからだ。だが、6本の短編を集めた『黒い絵』(講談社)は「ついに封印が解かれ…
映画監督・山田洋次氏と、小説家・原田マハ氏。ふたりの才能がかけ合わさった究極ともいえるコラボ映画をご存じだろうか。それは2021年公開の映画『キネマの神様』。菅田将暉氏と沢田研二氏がW主演したこの映画では、“映画の神様”を信じ続けた男の姿がいきい…
原田マハ氏という小説家の経歴は異色である。美術に精通した彼女は、ニューヨーク近代美術館、馬里邑美術館などに勤務し、キュレーターとしても活躍。2005年に作家としてデビューし、美術に関する該博な知識を活かした小説を書き続けている。彼女の小説には…
人気作家・原田マハ氏の手掛ける連作短編集『スイート・ホーム』(ポプラ社)が、2022年4月6日(水)に文庫化された。同作が描き出すのは、さまざまな愛の形や夢のような情景。甘いスイーツのような読後感によって、多くの人を魅了している。 作品の舞台は、…
美術に関する該博な知識を持つ漫画家と小説家が、美術にハマるきっかけを対談形式でレクチャー。こんな美術館があったらいいのに、という妄想がとまらない。 映画化もされた大ヒット漫画『テルマエ・ロマエ』の作者であるヤマザキマリ氏と、小説家として直木…
どうしても旅に出たいけれども、どうしても出かけられない。そんな人も少なくないだろう。今はコロナ禍という時勢のせいもあるかもしれないが、病気が理由で旅に出かけられないという場合もあれば、人間関係が原因で身動きが取れないという場合も。そんな時…
『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』などで知られる山田洋次監督による映画『キネマの神様』が2021年8月に公開される。描かれるのは、“映画の神様”を信じ続けた男の姿。壊れかけた家族が映画によって救われていく奇跡を描いた物語だ。昨年逝去した志村けんが菅…
「ひまわり」などの作品で知られる画家・フィンセント・ファン・ゴッホと、「タヒチの女たち」などの作品で知られる画家・ポール・ゴーギャン。あまりにも有名なこの2人の天才画家がかつて共同生活を送っていたことをご存じだろうか。 ゴッホが敬愛するゴー…