シリーズ累計39万部突破! 和菓子職人×和菓子のお嬢様の名コンビに新たなライバルが出現!?
『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす』(似鳥航一/メディアワークス文庫/KADOKAWA)
言葉では表しきれない思いを表現してくれるもの。それが日本人にとっての和菓子なのではないかと思う。素朴ながらも、多彩な形。上品な甘さ。深みのある味わい…。小さな和菓子の中には、思いやりの心がそっと練りこまれている。時代を経るごとに求められる革新と、守り続けねばならない伝統。その狭間で、和菓子職人たちは日々鍛錬を積み、至高の味を求めて、試行錯誤を重ねている。
『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす』(似鳥航一/メディアワークス文庫/KADOKAWA)は、そんな和菓子職人たちの思いが垣間見られる作品だ。本作は、シリーズ累計39万部突破の大人気シリーズ「下町和菓子 栗丸堂」の待望の最新刊でもある。東京・浅草で4代続く老舗和菓子屋兼甘味処「栗丸堂」を継ぐことになった青年・栗田仁と、和菓子に精通し、鋭敏な舌をもつ「和菓子のお嬢様」こと鳳城葵。彼らが織りなす和菓子をめぐる人情劇は、読めば、ほのぼのと温かい気持ち…