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「川端康成」のレビュー・書評

男が過ごしたエロティックな夜…川端康成の『片腕』がヤバい!「片腕を一晩お貸ししてもいいわ」

男が過ごしたエロティックな夜…川端康成の『片腕』がヤバい!「片腕を一晩お貸ししてもいいわ」

『川端康成集 片腕―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)』(川端康成/筑摩書房)  2019年に生誕120年を迎える文豪・川端康成。彼の代表作といえば、物語の冒頭があまりにも有名な『雪国』や、天真爛漫な踊子と学生の淡い青春を描いた『伊豆の踊子』を思い浮かべる人が多いかもしれない。なかには、夜な夜な眠る美少女に添い寝をする老人の秘密を綴った『眠れる美女』を読み、衝撃を受けた人もいるだろう。  それぞれ趣向が違う作品だが“若い女性”が登場する、という共通点もある…

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男色関係を疑われる、細君を奪い合う……一筋縄ではいかない文豪たちの友情

男色関係を疑われる、細君を奪い合う……一筋縄ではいかない文豪たちの友情

『文豪たちの友情』(石井千湖/立東舎)  社会生活を営む以上、避けて通れないのが人間関係だ。みなさんも、子どもの頃から現在に至るまで、さまざまな人間関係を経験してきたことだろう。そのなかに、印象的な友人や、忘れられない友情エピソードはあるだろうか。 『文豪たちの友情』(石井千湖/立東舎)は、文豪が築いた人間関係や友情を追う一冊だ。友情といっても、たんなる仲良しこよしでは終わらない。執着、敬遠、尊敬、嫉妬……さまざまな感情がせめぎあい、ときに押し隠し、と…

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川端康成の『雪国』の有名な書き出しに隠された秘密とは?

川端康成の『雪国』の有名な書き出しに隠された秘密とは?

『小説の読み書き』(佐藤正午/岩波書店)  小説好きならば絶対に読んだことのある名作たち。川端康成の『雪国』、夏目漱石の『こゝろ』、太宰治の『人間失格』などの作品はそれだけ書評も数多く出回っている。しかしそれを現役の小説家が書くことは少ない。だからこそ『小説の読み書き』(佐藤正午/岩波書店)は貴重な1冊だ。直木賞作家であり書評家・作家たちを魅了し続ける佐藤正午さんが、「小説の書き方」をテーマにあの名作たちを鋭く分析している。「オトナの国語の授業」の雰囲気漂う…

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本当はエロい川端康成!「美少女と添い寝できる宿」に足繁く通う老人を描く純文学が、あなたの心の闇を愛撫する

本当はエロい川端康成!「美少女と添い寝できる宿」に足繁く通う老人を描く純文学が、あなたの心の闇を愛撫する

『眠れる美女』(川端康成/新潮社)  高校生の頃、英語の先生がいわゆる“パイプカット”手術をした。先生は授業中にもかかわらず下ネタをバンバン飛ばす陽気な人で、生徒からとても人気があった。療養から復帰した後の最初の授業で彼は「俺ぁ、もう男じゃなくなっちまったからさぁ……」と僕らに向かってぼやいた。哀愁漂う表情がスーパーマーケットの前で飼い主を待つコッカースパニエル(抜け毛の激しい洋犬)そっくりだったことを覚えている。  先生の詳しい個人的な事…

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